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12人の裸の王様

2005-07-20 16:58:15 | 日常生活
「妥協の産物」分離ドラフト決定 (スポーツニッポン) - goo ニュース
ウエーバー制前提に議論を 批判必至の小手先変更 (共同通信) - goo ニュース


結局のところ、日本のプロ野球はどういった方向性を示しているのでしょうか。勢力均衡を図りたいのか、人気チームが
それ以外のチームを引っ張っていく「雁行式」を強化したいのでしょうか。

今回のオーナー会議で決定したドラフト制度の変更は、ひとことで言えば「複雑化」でしょう。高校生とそれ以外の
アマチュアのためにドラフトを年2回やって、自由獲得枠は残しつつ、一部にはウェイバー制度も取り入れるという、
いわば「ドラフトのデパート」とも言うべきでしょう。恐らく、今ある世界中のプロスポーツの新人選手獲得制度を
全て取り込んだら、日本プロ野球の「ドラフト」になると思います。

まぁこうやって制度上でいろいろとごまかし、改革を先送りする点は、いかにも日本的と言えるでしょう。日本のプロ野球には、
報道機関が直接的ないし間接的に所有するチームがいくつかあります。これからはそうした報道機関が、年金改革にしろ
税政改革にしろ、郵政改革にしろ、その他「改革」と呼ばれるものに対して「先送りするな!現実を踏まえた議論をしろ!」と
主張していたら、「だったらおまえらこそ日本プロ野球の改革を先送りするな」という気持ちで受け止めてください。

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