<JR東日本>普通グリーン券に「落とし穴」(毎日新聞)
JRの普通列車(および快速列車)のグリーン車というのは、東海道線や総武・横須賀線ぐらいにしかなかったのですが、
湘南新宿ラインの開通により、北関東へ向かう普通列車にもグリーン車が連結されるようになりました。
自分もたまに乗るこのグリーン車をめぐるこの記事を読むと、3つの「変わってないこと」が明らかになります。
飛行機で非常口のところに座るとき(自分はよくここを選ぶのだけど)チェックインの機会の画面には、
「非常時には援助をお願いします」というメッセージが流れます。飛行機で非常時だらけのほうが問題ですが、
例えばグリーン券の発券機で購入するときにも「座れる保証はしません」ぐらいの注意書きを出すことくらいは
可能でしょう。
1)JR東日本の告知下手
これは昨年夏の地震の時にも強く感じたことですが、JRはとにかく告知が下手くそ。電車が止まっていること、
そしていつぐらいに再開しそうなのかを駅の中にいる人たちは携帯を通じて知るかもしれないくらいに、
告知が下手くそです。そのくせ、東京駅のテレビ画面に流れるのはニュースでなくて笑えないバラエティ番組。
この記事のメインも恐らくは「ちゃんと告知しないからいかんのだ」ということでしょう。実を言うと、
「座れない場合には、車内の乗務員の証明があればみどりの窓口で払い戻しします」という事実はこの記事で
初めて知りました。これまでグリーン車で座れないということはなかったので、特に不都合に感じたこともなく、
同時に疑問にも思わなかったことです。
2)普通列車のグリーン車の仕様
この記事にもあるように、通常の普通列車(および快速列車)のグリーン車というものは何もJRになって
できたわけでもなく、国鉄時代からあったものです。この記事によれば、導入理由は「同じ立つならちょっと
お金が高くても、余裕のあるグリーン車で」という声があったからだそうです。同時にこの頃から基本的に
普通列車のグリーン車は自由席です。そのことは時刻表にもちゃんと記載されています。
つまり、「立席」でもグリーン車に乗るのであればその分の料金を払わなければならないということです。
これは普通列車のグリーン車だけでなく、新幹線のグリーン車でも同じです。お盆やお正月の帰省のときに、
グリーン車の通路に立つはまずいません。立っているだけでもグリーン料金を取られるからです。このことは、
スイカができた今の時代でも変わりません。「朝や夕方の時間帯と区間によっては、グリーン車から他の車両に
移れないよう施錠されていて、自由に移動もできない」ことが、あたかも欠点のように書かれていますが、
もしそうでなければ、グリーン料金を払わずにグリーン車に立つ人がどっと押し寄せる可能性もあるので、
合理性はあると考えられます。
3)JRが大嫌いな毎日新聞
毎日新聞と朝日新聞は、日本の大手メディアの中でも特にJRが嫌いなメディアだといえるでしょう。
gooニュースを見ていると、朝日新聞は月1回くらいはJRの批判記事を書いているように思えます。
で、毎日新聞とJR東日本といえば、昨年末に山形であった特急の脱線事故のとき、毎日新聞は社説で、
「風を読め」という空気の読めないことを書いて大批判を浴びました。どうしてもあの事故を尼崎の脱線事故同様、
JR東日本の人災に仕立て上げたかったのでしょう。
この記事も、最初はJR東日本の告知下手を揚げ足にとりつつも、その勢いに任せてスイカ1枚で購入(実際は記録)
可能なグリーン券は1人分だから「お年寄りには負担がある」というわけわからない締めになっています。
別にお年寄りだってスイカを1人1枚持てば負担にもならなければ、「みどりの窓口」で普通のグリーン券を
買えばやはり負担にならないはずです。いや、改札の内側に「みどりの窓口」は存在しない駅がほとんどだから、
20歳の2人連れでも80歳の2人連れでも負担は同じはずです。そういえば毎日新聞は電子マネー自体が落とし穴と
主張していたっけ?
果たしてこの3つの「不変なるもの」のうち、どれがいちばん最初に変わるでしょうか?
それにしても、大宮から横浜までグリーン車に乗るものかなと純粋に思ってしまいました。自分が普通のグリーン車に
乗るときは都内から熱海や高崎、宇都宮ぐらい遠くまで行くときです。大宮から横浜も結構距離はあるだろうけど、
少しは我慢してもいい距離でしょう。そんなに座りたかったのならば、大宮始発の京浜東北線に乗ればよかったのに。
そのときには、間違って新子安行きに乗って「これは横浜まで行かないじゃないか!」と怒り出しそうですけど。
JRの普通列車(および快速列車)のグリーン車というのは、東海道線や総武・横須賀線ぐらいにしかなかったのですが、
湘南新宿ラインの開通により、北関東へ向かう普通列車にもグリーン車が連結されるようになりました。
自分もたまに乗るこのグリーン車をめぐるこの記事を読むと、3つの「変わってないこと」が明らかになります。
飛行機で非常口のところに座るとき(自分はよくここを選ぶのだけど)チェックインの機会の画面には、
「非常時には援助をお願いします」というメッセージが流れます。飛行機で非常時だらけのほうが問題ですが、
例えばグリーン券の発券機で購入するときにも「座れる保証はしません」ぐらいの注意書きを出すことくらいは
可能でしょう。
1)JR東日本の告知下手
これは昨年夏の地震の時にも強く感じたことですが、JRはとにかく告知が下手くそ。電車が止まっていること、
そしていつぐらいに再開しそうなのかを駅の中にいる人たちは携帯を通じて知るかもしれないくらいに、
告知が下手くそです。そのくせ、東京駅のテレビ画面に流れるのはニュースでなくて笑えないバラエティ番組。
この記事のメインも恐らくは「ちゃんと告知しないからいかんのだ」ということでしょう。実を言うと、
「座れない場合には、車内の乗務員の証明があればみどりの窓口で払い戻しします」という事実はこの記事で
初めて知りました。これまでグリーン車で座れないということはなかったので、特に不都合に感じたこともなく、
同時に疑問にも思わなかったことです。
2)普通列車のグリーン車の仕様
この記事にもあるように、通常の普通列車(および快速列車)のグリーン車というものは何もJRになって
できたわけでもなく、国鉄時代からあったものです。この記事によれば、導入理由は「同じ立つならちょっと
お金が高くても、余裕のあるグリーン車で」という声があったからだそうです。同時にこの頃から基本的に
普通列車のグリーン車は自由席です。そのことは時刻表にもちゃんと記載されています。
つまり、「立席」でもグリーン車に乗るのであればその分の料金を払わなければならないということです。
これは普通列車のグリーン車だけでなく、新幹線のグリーン車でも同じです。お盆やお正月の帰省のときに、
グリーン車の通路に立つはまずいません。立っているだけでもグリーン料金を取られるからです。このことは、
スイカができた今の時代でも変わりません。「朝や夕方の時間帯と区間によっては、グリーン車から他の車両に
移れないよう施錠されていて、自由に移動もできない」ことが、あたかも欠点のように書かれていますが、
もしそうでなければ、グリーン料金を払わずにグリーン車に立つ人がどっと押し寄せる可能性もあるので、
合理性はあると考えられます。
3)JRが大嫌いな毎日新聞
毎日新聞と朝日新聞は、日本の大手メディアの中でも特にJRが嫌いなメディアだといえるでしょう。
gooニュースを見ていると、朝日新聞は月1回くらいはJRの批判記事を書いているように思えます。
で、毎日新聞とJR東日本といえば、昨年末に山形であった特急の脱線事故のとき、毎日新聞は社説で、
「風を読め」という空気の読めないことを書いて大批判を浴びました。どうしてもあの事故を尼崎の脱線事故同様、
JR東日本の人災に仕立て上げたかったのでしょう。
この記事も、最初はJR東日本の告知下手を揚げ足にとりつつも、その勢いに任せてスイカ1枚で購入(実際は記録)
可能なグリーン券は1人分だから「お年寄りには負担がある」というわけわからない締めになっています。
別にお年寄りだってスイカを1人1枚持てば負担にもならなければ、「みどりの窓口」で普通のグリーン券を
買えばやはり負担にならないはずです。いや、改札の内側に「みどりの窓口」は存在しない駅がほとんどだから、
20歳の2人連れでも80歳の2人連れでも負担は同じはずです。そういえば毎日新聞は電子マネー自体が落とし穴と
主張していたっけ?
果たしてこの3つの「不変なるもの」のうち、どれがいちばん最初に変わるでしょうか?
それにしても、大宮から横浜までグリーン車に乗るものかなと純粋に思ってしまいました。自分が普通のグリーン車に
乗るときは都内から熱海や高崎、宇都宮ぐらい遠くまで行くときです。大宮から横浜も結構距離はあるだろうけど、
少しは我慢してもいい距離でしょう。そんなに座りたかったのならば、大宮始発の京浜東北線に乗ればよかったのに。
そのときには、間違って新子安行きに乗って「これは横浜まで行かないじゃないか!」と怒り出しそうですけど。