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電子マネー戦争

2007-04-04 22:43:00 | マネー&ポリティックス
ツタヤとファミマ、ためたポイント互いに利用可能に(読売新聞) - goo ニュース
イオンは「ワオン」 電子マネー、4月下旬から発行(朝日新聞) - goo ニュース
イオンとローソン、電子マネーで提携へ(日本経済新聞)


3月末まで、ローソンで買物をするときにツタヤのカードを出すと、ツタヤのポイントが溜まるように
なっていたのですが、2007年度になりそのシステムは終わってしまいました。ツタヤのメールマガジンでは、
事前にローソンとの提携が終わることは3月中から連絡がありましたが、同時に4月からファミリーマートと
なにやらキャンペーンを行うことも告知されていました。

もともと1業種1社としか提携しない方針のツタヤが、ローソンからファミリーマートへポイント提携の
「鞍替え」をしたということは、これらの動きからもある程度読み取ることはできました。それでは、
ローソンはどうするのだろうと思っていたところ、イオンの新しい電子マネーワオンとの提携を図る模様です
(正式な発表はまだなし)。コンビニの中で電子マネーでは取り残された感のあるローソンも、
ここに来て正式参戦となった模様です。

今回のイオンの電子マネー発表によって、大手スーパーと電子マネーとの関係がくっきりと分かれてきました;

・「ナナコ」⇒ヨーカ堂、セブンイレブン
・「ワオン」⇒イオン、ローソン、ミニストップ
・「エディ」⇒ユニー、サークルKサンクス、am/pm

このうち、ユニーだけは独自の電子マネーを作らず、エディに相乗りした形になります。

電子マネーで決済をするものは、それほど高額ではありませんが、日常的な行為なので、塵も積もれば
巨大な山になります。スーパーやコンビニというほぼ毎日のように行くところを中心として、いかに多くの店で
使うことができ、ポイントを貯めることができ、顧客を囲い込むことができるかという電子マネー戦争の
土台ができ上がってきたようです。

同時に、ここまで来るとカード毎に機械が違うだのというマイナス面を唱えるよりも、どうすればお得に
ポイントを貯めることができるか、何歩も先を見越した買物をしなければならないようです。それが21世紀型の
「節約」のようです。


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