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メジャーリーグが考える現代野球勢力図

2005-05-27 17:39:24 | MLB
World Baseball Classic is anyone's to win(ESPN)

4月半ばにロバート・ホワイティング氏の話を聞く機会がありました。松井秀喜がニューヨークのメディアから
好かれているのはアダルトビデオという「賄賂」のお陰だとか、イチローがホワイティング氏とのインタビューで
話した数少ない英語は"He(チチローのこと)is a liar"だとかの話をしてくれましたが(もっと有益な話もあったけど)、
その中で「もうすぐ野球のワールドカップについての重要な発表が必ずある」と話していました。
それがメジャーリーグが発表した来春のワールドベースボールクラシックだったわけです。

そんな前置きはさておいて、ラスベガスの賭け屋がワールドベースボールクラシックの予想オッズで、
アメリカがオランダと然程変わらないオッズを付けられていることにショックを受けたらしいESPNでは、
メジャーリーグのGM、監督、スカウトなどを対象に、どこが初代(?)ワールドベースボールクラシックの
優勝国になるかをアンケートをしたようです。その結果がこの記事です。この結果は恐らく今の
メジャーリーグのチームがどの国の選手がいいかをそのまま投影するものと考えておかしくないでしょう。

金メダル:アメリカ
銀メダル;ドミニカ共和国
銅メダル:ヴェネズエラ


何だ結局アメリカ優勝かということになってますが、その理由が「バランスの良さ」。欠点は層の厚さから来る、
誰がプレイするかという選択。愛国心を全面にして戦う必要があるとアストロズGMのティム・パピューラ。
それ以前に高齢化が進むアストロズの今後を何とかしてくださいw

ドミニカは攻撃力はものごっついが投手力と特にキャッチャーが弱いと見ているようです。なるほど、捕手力がないか。
ヴェネズエラは守備力ではドミニカの上だけど、選手層の薄さがコストになるだろうと見ています。

では準決勝に残るもう1チームはどこかということでいろんな国が上がっています。「日米野球で痛めつけられている
日本はまぁ来るだろう」というのは理解できますが、中南米で野球が盛んと言えば、というくらいの地域である
プエルトリコは「レベルの高い選手が減りつづけている」と言っている点が注目ではないでしょうか。
現役でいい打者は何人かいますが、投手陣の層が薄いとのことです。もうプエルトリコ野球の時代はお終い?

ちなみに、それではなぜ日本ではなくドミニカやヴェネズエラが上位に行くかというのも、これまた納得な答えを
フェリペ・アルー監督(ジャイアンツ/ドミニカン)が与えてくれています。「ウィンターリーグで鍛えているから」。
なるほど、確かにそうだ!実戦への順応が早い分有利だとは言えそうです。

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