![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/76/6a2d55df00a2932b76aeb56d1e8fa1ad.jpg)
一応、趣味のひとつに「読書」と答えている自分ですが(笑)そんな自分が選んだ、
今年出版された書籍から5つあげたいと思います。なお、予め断っておきますが、
小説は読みません。また高橋愛ちゅんみたいに「たましいの本」も読みませんw
年末年始ヒマな人はここから選んで読んでみるのもアリかと思います。
1.The Last Night of the Yankee Dynasty: The Game, the Team, and the Cost of Greatness
いきなり洋書です。やっと昨日読み終えた本ですが、素晴らしい本です。
2001年のワールドシリーズ最終戦を追いながら、ヤンキーズがなぜこの試合に負けて黄金期を終えることと
なったのかを、過去の選手・監督・GM・オーナーなどの動きとこの頃とを比較しながら丁寧に書いています。
恐らく来年あたり日本でも翻訳本が出版されると思いますが、それより先に読みたい人にはお薦めです。
メジャーについて詳しくて英語もある程度理解できる人ならばそんなに難しい本ではありません。
2.マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男
これは今年の日本プロ野球と比較して特に話題となった本だと思います。
金も人気もないオークランド・アスレティックスがいかにしてプレイオフ常連チームなったかと追った
ノンフィクションです。ただ日本人の多くの人が恐らく勘違いしている点として、
金のないこのチームがいかにして「収益を上げたのか」については一切書かれていません。
他のアメリカのプロスポーツチーム同様、地域活動やファンサービスは行っていますし、
逆に日本ではよほどの人気チームですらそういうことをしていません。
3.アメリカ時代の終わり
昨年から今年にかけて、いろんな反アメリカ本が出版されていますが、この本はそれらとは
比べ物にならないくらいに素晴らしいです。多くの本は「アメリカはこれだからダメ!」ということを
ツラツラと書いているだけだと思いますが、これは歴史と比較して今のアメリカが今後どうあるべきなのかまでを
しっかり述べられているのと同時に、チャールズ・カプチャンがフクシマやハンティントンなどの理論を
よく読みこなした上で、それにしっかりと反論を展開しています。
4.「人口減少経済」の新しい公式―「縮む世界」の発想とシステム
今年というよりは今後の論点のひとつが年金問題でしょう。それとは切っても切れない関係であるのが
「少子化」・・・ではなくて「人口減少社会」というのがこの本の基本です。だから「産めよ増やせよ」では
無理だというのです。その理由はあまりにも単純です;人が産まれて労働力として成長するまでは20年掛かる、
というものです。だから今そういう政策を実行しても年金問題の解決にはならない(当然全くやらないのは
論外ですが)ということです。そして、「人口減少社会」は決して暗い社会ではないというのが筆者の考えです。
確か、東洋経済のビジネス本ランキングでも上位を獲得した本ですが、その価値はあります。
5.セイビング・ザ・サン―リップルウッドと新生銀行の誕生
これは1位の本みたいに人物を中心に描いた本ですが、日本人にも非常にわかりやすく、
そして小説のような展開がおもしろい本です。この問題に焦点を当てた本は、日本人が書いたものの中にも
いくつかありますが、あれらは「反外資」または「ハゲタカ」という論点で見ている一方、
この本はもっと中立的な立場で書いています(あえて言えば「親外資」かも)。
今年出版された書籍から5つあげたいと思います。なお、予め断っておきますが、
小説は読みません。また高橋愛ちゅんみたいに「たましいの本」も読みませんw
年末年始ヒマな人はここから選んで読んでみるのもアリかと思います。
1.The Last Night of the Yankee Dynasty: The Game, the Team, and the Cost of Greatness
いきなり洋書です。やっと昨日読み終えた本ですが、素晴らしい本です。
2001年のワールドシリーズ最終戦を追いながら、ヤンキーズがなぜこの試合に負けて黄金期を終えることと
なったのかを、過去の選手・監督・GM・オーナーなどの動きとこの頃とを比較しながら丁寧に書いています。
恐らく来年あたり日本でも翻訳本が出版されると思いますが、それより先に読みたい人にはお薦めです。
メジャーについて詳しくて英語もある程度理解できる人ならばそんなに難しい本ではありません。
![]() | The Last Night of the Yankee Dynasty: The Game, the Team, and the Cost of GreatnessEcco Prこのアイテムの詳細を見る |
2.マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男
これは今年の日本プロ野球と比較して特に話題となった本だと思います。
金も人気もないオークランド・アスレティックスがいかにしてプレイオフ常連チームなったかと追った
ノンフィクションです。ただ日本人の多くの人が恐らく勘違いしている点として、
金のないこのチームがいかにして「収益を上げたのか」については一切書かれていません。
他のアメリカのプロスポーツチーム同様、地域活動やファンサービスは行っていますし、
逆に日本ではよほどの人気チームですらそういうことをしていません。
![]() | マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男ランダムハウス講談社このアイテムの詳細を見る |
3.アメリカ時代の終わり
昨年から今年にかけて、いろんな反アメリカ本が出版されていますが、この本はそれらとは
比べ物にならないくらいに素晴らしいです。多くの本は「アメリカはこれだからダメ!」ということを
ツラツラと書いているだけだと思いますが、これは歴史と比較して今のアメリカが今後どうあるべきなのかまでを
しっかり述べられているのと同時に、チャールズ・カプチャンがフクシマやハンティントンなどの理論を
よく読みこなした上で、それにしっかりと反論を展開しています。
![]() | アメリカ時代の終わり〈上〉日本放送出版協会このアイテムの詳細を見る |
![]() | アメリカ時代の終わり〈下〉日本放送出版協会このアイテムの詳細を見る |
4.「人口減少経済」の新しい公式―「縮む世界」の発想とシステム
今年というよりは今後の論点のひとつが年金問題でしょう。それとは切っても切れない関係であるのが
「少子化」・・・ではなくて「人口減少社会」というのがこの本の基本です。だから「産めよ増やせよ」では
無理だというのです。その理由はあまりにも単純です;人が産まれて労働力として成長するまでは20年掛かる、
というものです。だから今そういう政策を実行しても年金問題の解決にはならない(当然全くやらないのは
論外ですが)ということです。そして、「人口減少社会」は決して暗い社会ではないというのが筆者の考えです。
確か、東洋経済のビジネス本ランキングでも上位を獲得した本ですが、その価値はあります。
![]() | 「人口減少経済」の新しい公式―「縮む世界」の発想とシステム日本経済新聞社このアイテムの詳細を見る |
5.セイビング・ザ・サン―リップルウッドと新生銀行の誕生
これは1位の本みたいに人物を中心に描いた本ですが、日本人にも非常にわかりやすく、
そして小説のような展開がおもしろい本です。この問題に焦点を当てた本は、日本人が書いたものの中にも
いくつかありますが、あれらは「反外資」または「ハゲタカ」という論点で見ている一方、
この本はもっと中立的な立場で書いています(あえて言えば「親外資」かも)。
![]() | セイビング・ザ・サン―リップルウッドと新生銀行の誕生日本経済新聞社このアイテムの詳細を見る |