シカゴ不動産王、シカゴ・トリビューン社を買収 名門2紙を手中に(産経新聞) - goo ニュース
Owners not likely to let Cuban in their club(FOX Sports)
メジャーリーグに限らずアメリカのメジャースポーツでは、選手だけでなくオーナーもリーグの発展と
盛り上げのためには一役買わなければなりません。そのあたりは、親会社の高校宣伝媒体からまだ
抜け出すことができていない日本のプロ野球とは違います。マーク・キューバンという人は、オーナーとして
NBAにいい意味でも悪い意味でも最も盛り上げに貢献しているのではないかと思います。
シーズン開幕と同時に、経営不振にあえぐトリビューン社は不動産王に売られました。トリビューン社は
シカゴ・カブスの親会社でもあるのですが、カブスも今シーズン中には身売りされることになりました。
そこで出てきたうわさが、そのキューバンがカブスの新オーナーになるのでは、というものです。
ご存知NBAダラス・マーヴェリックスのオーナーであり、二ケタも勝てないマヴスをプレイオフ常連どころか
NBAファイナル進出にまで導いたオーナーです。同時にオーナー席ではなくコートサイドに座り、
審判に野次って多額の罰金を払うオーナーです。
しかし、メジャーリーグのオーナーたちはキューバンがカブスを所有することにいい顔をしていない
らしいのです。カブスの次期オーナーは、「MLBに近い人、もしくはその人に近い人、もしくは、
かつてMLBに近かった人で今戻りたい人」のうちの誰か、らしいです。
反キューバン派の筆頭が、同じシカゴのMLBとNBAのチームを持つジェリー・レインズドーフ。
MLBでも強い発言力と硬い頭をお持ちのこのお方はキューバンがマヴスのオーナーになるとき、
唯一反対したNBAのオーナーということもあってか、あんな若造がカブスを持っても無駄だろうと
心の底では考えているようです。
それ以外にも、キューバンがカブスの所有者、もっといえばMLBのオーナーになることの「弊害」として;
・よくけんかをする(審判だけでなくコミッショナーとも)
・金にモノを言わせる
というものがあるようです。しかし、ケン・ローゼンタールがいうように、自分と反りが合わないから、
という理由だけで1年目の優秀な監督をクビにしたり、先発の実績としては疑問符のある投手に対して、
莫大な金額を払うオーナーだっています。
確かにキューバンはマヴス躍進のために選手獲得で大金を使っているのかもしれませんが、
それと同時に例えばダラスのホームコートにリーグでも屈指の設備を持つトレーニング施設を
作り上げたりと、違うところでもお金を使っています。審判に文句を言ったり、オーナーに対して
悪態をつくことがあるけれども、自分のチームの選手や監督に対してはそんなことをしません。
そして、ファンサービスも率先して行う熱いオーナーでもあります。だからこそマヴスは今のような
実力と人気のあるチームになっているのではないでしょうか。
日本のプロ野球ほどではないにしろ、お金持ちが集まるMLBのオーナークラブも、やはりどこかには
閉鎖的なところがあります。お金持ちが集まるのだからそれも致し方ないでしょう。だからこそ、
カブスのオーナーにもMLBに近い人を据えたいのでしょうが、よほどいい人選をしない限り、
いつまでたってもカブスは「愛される負け組」であり続けてしまうと思います。
キューバンはカブス獲得については明言をしていませんが、個人的にはカブスを所有して、
かっけ~チームにしてほしいくらいです。セリグやスタインブレナーとケンカしてリーグを
盛り上げるのも楽しみですが、同時にカブスが強くなるところを見たい人は大勢いるはずです。
日本の粉飾決算野郎と違い、経営者としてもプロスポーツのチームオーナーとしても成功している
野心家であれば、メジャーリーグに何か違った楽しみと緊張感をもたらしてくれるはずだと思います。
本当ならば、日本のプロ野球にもそれくらい野心的かつスポーツを愛するオーナー(当然経営面で悪いことを
していない、裏金を渡さない・・・等が条件)が出てきたらいいのですが、メジャーの何倍も風通しの悪い
オーナー集団にあっては、そういうものは夢以上の物語かもしれません。
Owners not likely to let Cuban in their club(FOX Sports)
メジャーリーグに限らずアメリカのメジャースポーツでは、選手だけでなくオーナーもリーグの発展と
盛り上げのためには一役買わなければなりません。そのあたりは、親会社の高校宣伝媒体からまだ
抜け出すことができていない日本のプロ野球とは違います。マーク・キューバンという人は、オーナーとして
NBAにいい意味でも悪い意味でも最も盛り上げに貢献しているのではないかと思います。
シーズン開幕と同時に、経営不振にあえぐトリビューン社は不動産王に売られました。トリビューン社は
シカゴ・カブスの親会社でもあるのですが、カブスも今シーズン中には身売りされることになりました。
そこで出てきたうわさが、そのキューバンがカブスの新オーナーになるのでは、というものです。
ご存知NBAダラス・マーヴェリックスのオーナーであり、二ケタも勝てないマヴスをプレイオフ常連どころか
NBAファイナル進出にまで導いたオーナーです。同時にオーナー席ではなくコートサイドに座り、
審判に野次って多額の罰金を払うオーナーです。
しかし、メジャーリーグのオーナーたちはキューバンがカブスを所有することにいい顔をしていない
らしいのです。カブスの次期オーナーは、「MLBに近い人、もしくはその人に近い人、もしくは、
かつてMLBに近かった人で今戻りたい人」のうちの誰か、らしいです。
反キューバン派の筆頭が、同じシカゴのMLBとNBAのチームを持つジェリー・レインズドーフ。
MLBでも強い発言力と硬い頭をお持ちのこのお方はキューバンがマヴスのオーナーになるとき、
唯一反対したNBAのオーナーということもあってか、あんな若造がカブスを持っても無駄だろうと
心の底では考えているようです。
それ以外にも、キューバンがカブスの所有者、もっといえばMLBのオーナーになることの「弊害」として;
・よくけんかをする(審判だけでなくコミッショナーとも)
・金にモノを言わせる
というものがあるようです。しかし、ケン・ローゼンタールがいうように、自分と反りが合わないから、
という理由だけで1年目の優秀な監督をクビにしたり、先発の実績としては疑問符のある投手に対して、
莫大な金額を払うオーナーだっています。
確かにキューバンはマヴス躍進のために選手獲得で大金を使っているのかもしれませんが、
それと同時に例えばダラスのホームコートにリーグでも屈指の設備を持つトレーニング施設を
作り上げたりと、違うところでもお金を使っています。審判に文句を言ったり、オーナーに対して
悪態をつくことがあるけれども、自分のチームの選手や監督に対してはそんなことをしません。
そして、ファンサービスも率先して行う熱いオーナーでもあります。だからこそマヴスは今のような
実力と人気のあるチームになっているのではないでしょうか。
日本のプロ野球ほどではないにしろ、お金持ちが集まるMLBのオーナークラブも、やはりどこかには
閉鎖的なところがあります。お金持ちが集まるのだからそれも致し方ないでしょう。だからこそ、
カブスのオーナーにもMLBに近い人を据えたいのでしょうが、よほどいい人選をしない限り、
いつまでたってもカブスは「愛される負け組」であり続けてしまうと思います。
キューバンはカブス獲得については明言をしていませんが、個人的にはカブスを所有して、
かっけ~チームにしてほしいくらいです。セリグやスタインブレナーとケンカしてリーグを
盛り上げるのも楽しみですが、同時にカブスが強くなるところを見たい人は大勢いるはずです。
日本の粉飾決算野郎と違い、経営者としてもプロスポーツのチームオーナーとしても成功している
野心家であれば、メジャーリーグに何か違った楽しみと緊張感をもたらしてくれるはずだと思います。
本当ならば、日本のプロ野球にもそれくらい野心的かつスポーツを愛するオーナー(当然経営面で悪いことを
していない、裏金を渡さない・・・等が条件)が出てきたらいいのですが、メジャーの何倍も風通しの悪い
オーナー集団にあっては、そういうものは夢以上の物語かもしれません。