そのさきへ -Deep Sky Blue version-

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ワールドシリーズ Game1

2005-10-24 02:13:03 | MLB
また今年もワールドシリーズ毎試合についていろいろと語っていこうと思います。

Small-town Crede makes good in Game 1(ESPN)

第1戦は言うなればクリーディ・デーといったところでしょうか。打ってはクリーディのホームラン、
守ってはクリーディーがピンチでの好守備2回。アストロズはクリーディひとりに負かされ、
ホワイトソックスはクリーディのおかげで(井口のノーヒット?それがどうした?)接戦をものにしました。

しかしこの試合でホワイトソックスらしいと思ったのは2回裏のアーロン・ローワンドのバッディングです。
1塁にランナーを置いてラン・エンド・ヒットになった場面。アストロズのセカンド、クレイグ・ビジオが
盗塁だと察知して守備位置から2塁ベースへ走ったその後、ローワンドはクレメンスが投げたアウトサイドへの
ボールを打つ瞬間までしっかり見定めて、かつ大きく開いた1-2塁間へ転がしてライト前ヒット。
あの、ボールを打つ瞬間までしっかり見定めるバッティングは、それこそフランク・トーマス
(このシリーズはDL入りで欠場)がいた頃からホワイトソックスでは徹底されていたバッティングなのです
(例え空振りをしたときでも当たったであろう箇所から目を離さない)。かつ、ここぞというときに
右打ちができる派手さは決してない選手、そしてここぞというときにいい守備をしてくれる選手がいてこそ、
スモールベースボールができるのだと思います。バントをすればスモールベースボールというわけではないのです。

一方のアストロズですが、シカゴのファンが掲げていたバナーではないですが、

Houston, We have problems.

というべきなのでしょうか。ピンチを何とかしのいで5失点で終わった感じです。どうしようのないミスや、
四球などで自らのペースを乱しているようでは、隙のないホワイトソックスにやられてしまうでしょう。
結果的に無失点ではなく、1-2-3で終わらせるべきところは何としてでも1-2-3で終わらせなければなりません。
そして何と言っても最大の問題は太ももを痛めたクレメンスの2回降板です。この先のシリーズの
ローテーションに大きく影響を与えるばかりではなく、これがクレメンス最後の登板だった可能性も
非常に高くなってきたといえるかもしれません。

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