Upton trying to put baserunning error behind(FOXSports.com)
球児への提言――基本を怠らず全力プレーを(スポーツナビ)
Despite injuries, Rays stay strong(MLB.com)
去年までのタンパベイ・デビルレイズであれば、こんなニュースが表になることはなかったはずです。
どうせドアマットチームなんだし、有名な選手もいるわけでもない、別にベースランニングを
怠るような選手がいたところで、スポーツニュースでも少ししか取り上げてくれなかったはずです。
しかし、今年のタンパベイ・レイズではそんなことを言っていられません。アメリカンリーグで、
最高勝率を誇るまでになったレイズ。今行われているエンジェルズとの、「仮想ALCS」は、
ヤンキーズやレッドソックスの試合よりも注目を浴びてもおかしくありません。
その試合で、またB.J.アップトンはやらかしてしまいました。ベースランニングを怠ったため、
ヒット1本を損しました。それも今回は、2塁までタラタラと走っていたところ、1塁手がアップトンの
背後からタッチしてアウトを取るという、実にプロとして情けないアウトを喫してしまいました。
アップトンは今月に入り、ベースランニングでハッスルしないプレイが目立ちだしました。そこで、
ジョン・マドン監督は、アップトンを1度目は先発から外し、もう一度は試合途中で交代させた上で、
翌日の先発から外しました。明らかにアップトンのせいで落とした試合というものはこれまでには
ありませんでしたが、今月3回目の怠慢プレイを犯した18日のエンジェルズ戦では、レイズが試合に
勝った一方で、アップトンは、ひとりだけ試合を落としたかのように気を落としていたようです。
帰宅し、ESPNでもしっかりと怠慢プレイのシーンが流れ、おまけに、このときのエンジェルスの
守備がベストプレイのひとつに数えられて、自らがアウトになったシーンを見たのか、アップトンも
次のように語り、改心をしたようです。
I've got to do what I can to push it behind me and move on.
The last thing I want to become is a distraction to this team.
We've got something way too good going on right now to have to
deal with this.
また今回マドンは、先発から外すことをせず、兄貴分にあたるカルロス・ペーニャやクリフ・フロイドに
アップトンの「お目付け役」を担わせることで、厳しさの増す優勝争いでもアップトンが堕落せず
プレイするように言い聞かせることにしました。
正直なところ、このようなプレイを繰り返すからといって、けが人が続出しているレイズはもはや、
アップトンを先発から外すわけにもいかないのでしょう。同時に、それだけレイズはアップトンに
期待を掛けているわけです。自分たちの努力によりここまでの成績を上げている一方で、自分ひとりの
つまらないプレイでプレイオフ進出すら逃すようでは、申し訳が立ちません。アップトンのような、
若くして注目を浴びるような選手が忘れがちな、基本を怠らない全力プレイこそが、8月の残り、
そして9月の戦いでは重要になってくるように思います。プロ選手のような振る舞い、プレイではなく、
全力プレイこそがカッコいいのです。いや、それを当たり前にこなすのがカッコいいのです。
球児への提言――基本を怠らず全力プレーを(スポーツナビ)
Despite injuries, Rays stay strong(MLB.com)
去年までのタンパベイ・デビルレイズであれば、こんなニュースが表になることはなかったはずです。
どうせドアマットチームなんだし、有名な選手もいるわけでもない、別にベースランニングを
怠るような選手がいたところで、スポーツニュースでも少ししか取り上げてくれなかったはずです。
しかし、今年のタンパベイ・レイズではそんなことを言っていられません。アメリカンリーグで、
最高勝率を誇るまでになったレイズ。今行われているエンジェルズとの、「仮想ALCS」は、
ヤンキーズやレッドソックスの試合よりも注目を浴びてもおかしくありません。
その試合で、またB.J.アップトンはやらかしてしまいました。ベースランニングを怠ったため、
ヒット1本を損しました。それも今回は、2塁までタラタラと走っていたところ、1塁手がアップトンの
背後からタッチしてアウトを取るという、実にプロとして情けないアウトを喫してしまいました。
アップトンは今月に入り、ベースランニングでハッスルしないプレイが目立ちだしました。そこで、
ジョン・マドン監督は、アップトンを1度目は先発から外し、もう一度は試合途中で交代させた上で、
翌日の先発から外しました。明らかにアップトンのせいで落とした試合というものはこれまでには
ありませんでしたが、今月3回目の怠慢プレイを犯した18日のエンジェルズ戦では、レイズが試合に
勝った一方で、アップトンは、ひとりだけ試合を落としたかのように気を落としていたようです。
帰宅し、ESPNでもしっかりと怠慢プレイのシーンが流れ、おまけに、このときのエンジェルスの
守備がベストプレイのひとつに数えられて、自らがアウトになったシーンを見たのか、アップトンも
次のように語り、改心をしたようです。
I've got to do what I can to push it behind me and move on.
The last thing I want to become is a distraction to this team.
We've got something way too good going on right now to have to
deal with this.
また今回マドンは、先発から外すことをせず、兄貴分にあたるカルロス・ペーニャやクリフ・フロイドに
アップトンの「お目付け役」を担わせることで、厳しさの増す優勝争いでもアップトンが堕落せず
プレイするように言い聞かせることにしました。
正直なところ、このようなプレイを繰り返すからといって、けが人が続出しているレイズはもはや、
アップトンを先発から外すわけにもいかないのでしょう。同時に、それだけレイズはアップトンに
期待を掛けているわけです。自分たちの努力によりここまでの成績を上げている一方で、自分ひとりの
つまらないプレイでプレイオフ進出すら逃すようでは、申し訳が立ちません。アップトンのような、
若くして注目を浴びるような選手が忘れがちな、基本を怠らない全力プレイこそが、8月の残り、
そして9月の戦いでは重要になってくるように思います。プロ選手のような振る舞い、プレイではなく、
全力プレイこそがカッコいいのです。いや、それを当たり前にこなすのがカッコいいのです。