Braves rout Rox after clinching NL East(MLB.com)
Cox no doubt the best in the biz(ESPN)
Braves head into another postseason hoping rookies will change the outcome(CNNSI)
何が7年連続ディビジョン優勝ですか!アトランタ・ブレーブスは14年連続地区優勝ですよ!!
14年前といえば、まだ小春ちゃんも雅ちゃんも生まれていません。その時期からずっとナショナルリーグのウェスト、
そして3ディビジョン制になった後のイーストで優勝しているのです。
15年以上前のブレーブスといえばどうしようもないお荷物球団でした。しかし、その時期から若手をじっくり育てて、
一気に優勝の常連チームにのし上り、今では常連どころか秋にはディビジョン首位こそが居住地になりつつあります。
たしかに、ブレーブスの野球は見ていておもしろいというものではないでしょう。だから地元でディビジョン優勝を
決めた試合でも、毎年の恒例行事だからということもあるのか、お客さんは満員になることはありませんでした。
また、世紀の変わり始めごろからは、どうせディビジョン優勝してもワールドシリーズに出場できないのだから、
ということもあってか、シーズン前からの優勝予想からも外され気味になりだしていました。
おまけに同ディビジョン内のフィリーズやマーリンズ、そしてメッツが(効果の程はさておき)大補強をしたり、
優秀な若手が台頭したりして、いい加減ブレーブス王国はお終いだろうという声も大勢を占めていました。
そうした環境下での14年連続のディビジョン優勝というのは素晴らしい記録であることには変わりありません。
特に今年は主力選手のチッパー・ジョーンズやジョニー・エストラーダ、ブライアン・ジョーダンなどが相次いで
ケガで戦列を離れる中、なんと17人ものルーキーが使われました。そのルーキーの多くがしっかりと結果を残す、
いや穴を埋める以上の活躍をする(7月から出場したにも関わらず新人王候補?のジェフ・フランコーや
2人の捕手の穴を埋めたブライアン・マッキャンなど)ことによって、後半にはいつもどおりの横綱相撲で
2位以下を寄り切りました。
そう、14年間ブレーブスが行ってきたのは、正しく自分たちの組織でいい若手を見つけて育て上げ、
そしてメジャーで活躍させるというこの流れだと思います。もちろん欠けたところでの補強もするのですが、
それでもブレーブスをここまで支えてきたのは、次々と現れてくる若手選手であるのです。比較的資金面に
余裕があるブレーブスは、資金面で劣るアスレティックスと違って高卒選手を獲得し、傘下のマイナーで育て、
そしてメジャーに昇格させる方式です。例えフィリーズやメッツがどれだけ大金を投じようとも、どれだけヤンキーズと
レッドソックスが大物獲得レースを繰り広げようとも、ブレーブスの軸はドアマット時代からしっかりしているのでしょう。
そしてブレーブスにはボビー・コックスという監督とフィル・マゾーニという投手コーチがずっといることこそ、
ブレーブス王国が崩壊しない最大の要因でしょう。ジョン・スモルツの言うように決して派手さはないコックスと、
ブレーブスを投手王国に仕立て上げたマゾーニは(ここ最近はかつてほどのすごさのなさはないけれども、
新人中継ぎ投手からスモルツまでを纏め上げているのはその実力に他ならないと思います)言うなれば
メジャーリーグきっての最強コンビといえるでしょう。
しかし、ブレーブスはこれだけプレイオフに出場しても、プレイオフになると突然ガス欠を起こしてしまいます。
最後にワールドシリーズに進出したのは1999年(現在、7年連続ディビジョン優勝中のヤンキーズ相手に敗退)。
「もういい加減ブレーブスに飽きた。ヴィックとファルコンズの方が楽しいや」とアトランタ市民が心変わりを
しないためにも、今年こそはおじいちゃん(コックス)が率いて、お父さん(47歳?のフリオ・フランコ)、そして息子たち
(フランコー、マッキャンは21歳)の活躍でワールドシリーズ進出、そして優勝というものをおもしろいかもしれません。
しかし、日本人のいないチームのディビジョン優勝って日本では完全にスルーなんですね。
Cox no doubt the best in the biz(ESPN)
Braves head into another postseason hoping rookies will change the outcome(CNNSI)
何が7年連続ディビジョン優勝ですか!アトランタ・ブレーブスは14年連続地区優勝ですよ!!
14年前といえば、まだ小春ちゃんも雅ちゃんも生まれていません。その時期からずっとナショナルリーグのウェスト、
そして3ディビジョン制になった後のイーストで優勝しているのです。
15年以上前のブレーブスといえばどうしようもないお荷物球団でした。しかし、その時期から若手をじっくり育てて、
一気に優勝の常連チームにのし上り、今では常連どころか秋にはディビジョン首位こそが居住地になりつつあります。
たしかに、ブレーブスの野球は見ていておもしろいというものではないでしょう。だから地元でディビジョン優勝を
決めた試合でも、毎年の恒例行事だからということもあるのか、お客さんは満員になることはありませんでした。
また、世紀の変わり始めごろからは、どうせディビジョン優勝してもワールドシリーズに出場できないのだから、
ということもあってか、シーズン前からの優勝予想からも外され気味になりだしていました。
おまけに同ディビジョン内のフィリーズやマーリンズ、そしてメッツが(効果の程はさておき)大補強をしたり、
優秀な若手が台頭したりして、いい加減ブレーブス王国はお終いだろうという声も大勢を占めていました。
そうした環境下での14年連続のディビジョン優勝というのは素晴らしい記録であることには変わりありません。
特に今年は主力選手のチッパー・ジョーンズやジョニー・エストラーダ、ブライアン・ジョーダンなどが相次いで
ケガで戦列を離れる中、なんと17人ものルーキーが使われました。そのルーキーの多くがしっかりと結果を残す、
いや穴を埋める以上の活躍をする(7月から出場したにも関わらず新人王候補?のジェフ・フランコーや
2人の捕手の穴を埋めたブライアン・マッキャンなど)ことによって、後半にはいつもどおりの横綱相撲で
2位以下を寄り切りました。
そう、14年間ブレーブスが行ってきたのは、正しく自分たちの組織でいい若手を見つけて育て上げ、
そしてメジャーで活躍させるというこの流れだと思います。もちろん欠けたところでの補強もするのですが、
それでもブレーブスをここまで支えてきたのは、次々と現れてくる若手選手であるのです。比較的資金面に
余裕があるブレーブスは、資金面で劣るアスレティックスと違って高卒選手を獲得し、傘下のマイナーで育て、
そしてメジャーに昇格させる方式です。例えフィリーズやメッツがどれだけ大金を投じようとも、どれだけヤンキーズと
レッドソックスが大物獲得レースを繰り広げようとも、ブレーブスの軸はドアマット時代からしっかりしているのでしょう。
そしてブレーブスにはボビー・コックスという監督とフィル・マゾーニという投手コーチがずっといることこそ、
ブレーブス王国が崩壊しない最大の要因でしょう。ジョン・スモルツの言うように決して派手さはないコックスと、
ブレーブスを投手王国に仕立て上げたマゾーニは(ここ最近はかつてほどのすごさのなさはないけれども、
新人中継ぎ投手からスモルツまでを纏め上げているのはその実力に他ならないと思います)言うなれば
メジャーリーグきっての最強コンビといえるでしょう。
しかし、ブレーブスはこれだけプレイオフに出場しても、プレイオフになると突然ガス欠を起こしてしまいます。
最後にワールドシリーズに進出したのは1999年(現在、7年連続ディビジョン優勝中のヤンキーズ相手に敗退)。
「もういい加減ブレーブスに飽きた。ヴィックとファルコンズの方が楽しいや」とアトランタ市民が心変わりを
しないためにも、今年こそはおじいちゃん(コックス)が率いて、お父さん(47歳?のフリオ・フランコ)、そして息子たち
(フランコー、マッキャンは21歳)の活躍でワールドシリーズ進出、そして優勝というものをおもしろいかもしれません。
しかし、日本人のいないチームのディビジョン優勝って日本では完全にスルーなんですね。