Rockies designate Finley for assignment(MLB.com)
わずか2カ月の間にボンズが見せたふたつの顔(gooスポーツ:NumberWeb)
あまりにも目立たないニュースなので、日本ではもちろんのこと、アメリカでもそれほど報道を
されなかったと思いますが、スティーブ・フィンリーがロッキーズから戦力外通告を受けました。
選手移動の激しいメジャーリーグのファンでも、フィンリーがロッキーズにいたことすら
知らなかった人がいるかもしれませんが、他のチームが手を上げない限り、フィンリーはこのまま
引退する可能性も高くなっています。
ほぼ確実に2割後半を打ってくれるバッティングと、ゴールドグラブの常連だったフィンリーは、
40歳にしてエンジェルズに移籍しました。そのときESPNの選手移籍に関する解説では、この移籍は
超最上級の”Extremely high Impact”と紹介され、さらに「今メジャーで最も若い40歳」とまで
書かれていました。しかし、低打率にあえぎ、おまけにケガもありパッとしない成績でシーズン後に
ジャイアンツ、そして今年ロッキーズと移籍していき、今回のような形になりました。ちなみに、
フィンリーはナショナルリーグのウェスト5チーム全てに所属したことのある2人のうちの1人です。
やはり「若い」だの「ageless」だのと言われても、野手で40歳というのは一つの壁なのかと
思っていたところ、ここに上げたバリー・ボンズに関する話を目にしました。ケガ明けのボンズは、
今シーズンの初めからホームランを打ちまくり、本当なら今頃ベーブ・ルースのホームラン記録を
塗り替えているはずでした。しかし、連戦の疲れや(ボンズはナイトゲーム明けのデイゲームには
先発しないことがほとんどだけど)この記事にあるような、比較的軽いケガ(というより違和感?)に
見舞われて以降、ホームランが何試合も出ない状況が続いてます(現地11日の試合で久しぶりに
1発がでましたが)。
ボンズに関してはステロイド疑惑がどうしても出てくるのだけれども、42歳にしてほぼレギュラーを守り、
若い相手投手が敬遠をするような選手ですので、(仮に)ステロイドだけが元気の源ではないはずです。
それでも、もうすぐ43歳のボンズが1シーズン万全というわけにはいかないようです。
やはりこうしたものはボンズやフィンリーが野手だからなのでしょうか。メジャーリーグには40代の
先発投手が何人もいます。ロジャー・クレメンスしかり、昨日、松坂大輔と投げあったランディ・ジョンソンしかり、
トム・グラビンやグレッグ・マダックスなどもそうです。これらの投手は、一般的な40代の野手と違い、
チームのエース(もしくはそれに近い位置)で活躍できているのです。40代投手が増えた要因として、
トレーニングや用具の改善などがあるといわれていますが(こちら参照)、それらは結構当たっていると
思います。
でも、投手で40代が活躍する一方、野手で40代というのは残念ながら少ないのです。「先発投手は
中4日出れば良いけど、野手はほぼ毎試合出ているから」という理論も成り立ちそうですが、
体への負担が違うからなのでしょうか。逆にそのあたりが解明されて、よりよいトレーニング法が
確立されたら、44歳の野手(DHではない)が首位打者なんていう時代が来るのかもしれません。
ただ、打って走って守るだけでも大変なのに(ボンズは守備のときあまり動かないけど)その上で
多くの試合に出続けるというのは、トレーニング理論より難しいようにも思えます。
わずか2カ月の間にボンズが見せたふたつの顔(gooスポーツ:NumberWeb)
あまりにも目立たないニュースなので、日本ではもちろんのこと、アメリカでもそれほど報道を
されなかったと思いますが、スティーブ・フィンリーがロッキーズから戦力外通告を受けました。
選手移動の激しいメジャーリーグのファンでも、フィンリーがロッキーズにいたことすら
知らなかった人がいるかもしれませんが、他のチームが手を上げない限り、フィンリーはこのまま
引退する可能性も高くなっています。
ほぼ確実に2割後半を打ってくれるバッティングと、ゴールドグラブの常連だったフィンリーは、
40歳にしてエンジェルズに移籍しました。そのときESPNの選手移籍に関する解説では、この移籍は
超最上級の”Extremely high Impact”と紹介され、さらに「今メジャーで最も若い40歳」とまで
書かれていました。しかし、低打率にあえぎ、おまけにケガもありパッとしない成績でシーズン後に
ジャイアンツ、そして今年ロッキーズと移籍していき、今回のような形になりました。ちなみに、
フィンリーはナショナルリーグのウェスト5チーム全てに所属したことのある2人のうちの1人です。
やはり「若い」だの「ageless」だのと言われても、野手で40歳というのは一つの壁なのかと
思っていたところ、ここに上げたバリー・ボンズに関する話を目にしました。ケガ明けのボンズは、
今シーズンの初めからホームランを打ちまくり、本当なら今頃ベーブ・ルースのホームラン記録を
塗り替えているはずでした。しかし、連戦の疲れや(ボンズはナイトゲーム明けのデイゲームには
先発しないことがほとんどだけど)この記事にあるような、比較的軽いケガ(というより違和感?)に
見舞われて以降、ホームランが何試合も出ない状況が続いてます(現地11日の試合で久しぶりに
1発がでましたが)。
ボンズに関してはステロイド疑惑がどうしても出てくるのだけれども、42歳にしてほぼレギュラーを守り、
若い相手投手が敬遠をするような選手ですので、(仮に)ステロイドだけが元気の源ではないはずです。
それでも、もうすぐ43歳のボンズが1シーズン万全というわけにはいかないようです。
やはりこうしたものはボンズやフィンリーが野手だからなのでしょうか。メジャーリーグには40代の
先発投手が何人もいます。ロジャー・クレメンスしかり、昨日、松坂大輔と投げあったランディ・ジョンソンしかり、
トム・グラビンやグレッグ・マダックスなどもそうです。これらの投手は、一般的な40代の野手と違い、
チームのエース(もしくはそれに近い位置)で活躍できているのです。40代投手が増えた要因として、
トレーニングや用具の改善などがあるといわれていますが(こちら参照)、それらは結構当たっていると
思います。
でも、投手で40代が活躍する一方、野手で40代というのは残念ながら少ないのです。「先発投手は
中4日出れば良いけど、野手はほぼ毎試合出ているから」という理論も成り立ちそうですが、
体への負担が違うからなのでしょうか。逆にそのあたりが解明されて、よりよいトレーニング法が
確立されたら、44歳の野手(DHではない)が首位打者なんていう時代が来るのかもしれません。
ただ、打って走って守るだけでも大変なのに(ボンズは守備のときあまり動かないけど)その上で
多くの試合に出続けるというのは、トレーニング理論より難しいようにも思えます。