オリメン卒業

ER XI　緊急救命室【さよなら、カーター先生】(NHK)

一昨日の話になるけど、ついに"ER"から「オリメン」ジョン・カーターが卒業しました。娘。さんところと一緒ですよ！！
厳密には、スーザン・ルイスも初回からいたけど途中でいなくなってまた帰ってきたし、メインじゃないキャラでは未だに
初回シリーズからいる人も残っているので、完全にオリメンがいなくなったわけではないけど、純粋にずっと出ていた
メインキャラのオリメンはカーターだけでした。

最後、カーターがカウンティ総合病院を去るときに、ベントンやグリーンなどかつてのオリメンがカーターに掛けた
一言をそれこそ走馬灯のように流すところなんて粋ですね（お金の問題があるのか、あまりカーターと一緒の
シーンがなかったこともあってか、ダグ・ロスの声はなかった）。ノア・ワイリーがいつかインタビューで
答えていたけど、カーターは途中で薬物依存に走った頃からキャラクター面での発展がなかったのがちょっと
残念だったというか、そう考えればもう少し早い段階で卒業していてもおかしくなかったように思えてきます。

でも、ERはある意味カーターが研修生から今の地位になるまでのドラマだったので、その柱がいなくなるということは
寂しい限りです。そこで、ずっとカーターのボイスオーバーをやってきた平田広明さんのスッペシャルインタビューが
載せられています。こういうのを読んで思うのは、10年以上もやっているドラマであるだけに、あの頃のあのシーンが
どうだった、ああだったと語ってそれを他の人と共有できる素晴らしさですね。そうしたことが許されるのは、
ごくごく一部のドラマだけだと思いますし、そうしたことができるということは、名作の証じゃないでしょうか。

今回のERシリーズではカーターを含めて3人もメインキャラが卒業したこともあって、かつ新メンバーもどさくさに
紛れて入ってきたりして、やや不評な面も多かったようです。人それぞれに思うところはあるとは思いますが、
個人的には今のERがおもしろいと思いながら見ているつもりです。娘。だって加入と卒業を繰り返してオリメンが
いないグループになっちゃいましたが、今と比較してだれそれがいたときがよかったということは思わないですね。
それは今がんばっているメンバーに対して失礼だし、比較したところで過去と同じものを期待することは無理だから、
ERで言えばカーター去りし後のカウンティ総合病院、娘。で言えばこんこんとぴ～まこさんが卒業した後（そして、
新メンバー加入後？）のメンバーにがんばってもらいたいです。