安倍政権、見えぬ出口 増えぬ支持率…「閣僚失言」追い打ち(産経新聞) - goo ニュース
タガ緩む安倍政権 不規則発言乱発、波乱含み国会幕開け(朝日新聞) - goo ニュース
日本を(たぶん)代表する「両翼」の新聞が似たような見出しで安倍政権の凋落振りを伝えています。
産経新聞が心配しているのは首相のリーダーシップであり、朝日新聞が関心を持つことは、自民党が落ち、
その反動により民主党はチャンス到来だということのようです(民主党だって「政治と金」の問題で批判を
受ける立場にはあるのだけれども)。それは、記事の一番最後の言葉が、産経新聞は「自民党若手議員の一人」、
朝日新聞は「民主党幹部」のものを引用しているところからもわかります。
なぜこうした失言で、別の言い方をすれば「失言ごとき」で安倍政権がこんなにも不安定になってきたのか、
日経新聞の社説では「内閣改造したら?」とまで言われるようになったのかと考えてみれば、「美しい国」などと
いうよくわからないイメージを昨年の総裁選の頃から先行させしすぎたからではないかと思います。
どうも、「美しい国」という言葉が目標ではなくて、困ったらこの言葉に逃げ込めばいいやという、
「どこでもドア」のような存在になっていないでしょうか。わかりやすくいえば、具体的かつ明確な政策が
いまだに少ないということです(それがアメリカのイラク政策のように国民の支持を得るか否かを問わず)。
「ホワイトカラーなんちゃら」なんてその典型でしょう(そもそもこの法案で日本がどうして美しくなるのかすら
わからないのですが)。そうしたものがないから「女性は機械」という、わかりやすい発言で政権が揺らぐのです。
だいたい、前の首相が辞めるとわかってから1年も経っているのに、この1年、少なくとも首相就任から4か月は
何をしていたのでしょうか?
「美しい国」はもう聞き飽きました。イメージ的な政策より具体的な政策が前面に出ていれば、
与党(例えば自民党)だけでなく、いつまでも副議長に助け舟を出し続けた野党(例えば民主党)も
タガが緩むこともないはずです。野球で例えるならば、ピッチャーもバッターもバットとボールを持っていて、
どちらがボールを投げ、どちらが打つのかがわからない状況でボーと立っている、というところでしょうか。
ピッチャーが投げてバッターが三振する、あるいは打ち返すような政治を見たいものです。
同時に、今の日本人は途中がどうなっていようとも、「納豆食べれば痩せるんだ!」というくらいに
わかりやすい答えを待っているのです。
タガ緩む安倍政権 不規則発言乱発、波乱含み国会幕開け(朝日新聞) - goo ニュース
日本を(たぶん)代表する「両翼」の新聞が似たような見出しで安倍政権の凋落振りを伝えています。
産経新聞が心配しているのは首相のリーダーシップであり、朝日新聞が関心を持つことは、自民党が落ち、
その反動により民主党はチャンス到来だということのようです(民主党だって「政治と金」の問題で批判を
受ける立場にはあるのだけれども)。それは、記事の一番最後の言葉が、産経新聞は「自民党若手議員の一人」、
朝日新聞は「民主党幹部」のものを引用しているところからもわかります。
なぜこうした失言で、別の言い方をすれば「失言ごとき」で安倍政権がこんなにも不安定になってきたのか、
日経新聞の社説では「内閣改造したら?」とまで言われるようになったのかと考えてみれば、「美しい国」などと
いうよくわからないイメージを昨年の総裁選の頃から先行させしすぎたからではないかと思います。
どうも、「美しい国」という言葉が目標ではなくて、困ったらこの言葉に逃げ込めばいいやという、
「どこでもドア」のような存在になっていないでしょうか。わかりやすくいえば、具体的かつ明確な政策が
いまだに少ないということです(それがアメリカのイラク政策のように国民の支持を得るか否かを問わず)。
「ホワイトカラーなんちゃら」なんてその典型でしょう(そもそもこの法案で日本がどうして美しくなるのかすら
わからないのですが)。そうしたものがないから「女性は機械」という、わかりやすい発言で政権が揺らぐのです。
だいたい、前の首相が辞めるとわかってから1年も経っているのに、この1年、少なくとも首相就任から4か月は
何をしていたのでしょうか?
「美しい国」はもう聞き飽きました。イメージ的な政策より具体的な政策が前面に出ていれば、
与党(例えば自民党)だけでなく、いつまでも副議長に助け舟を出し続けた野党(例えば民主党)も
タガが緩むこともないはずです。野球で例えるならば、ピッチャーもバッターもバットとボールを持っていて、
どちらがボールを投げ、どちらが打つのかがわからない状況でボーと立っている、というところでしょうか。
ピッチャーが投げてバッターが三振する、あるいは打ち返すような政治を見たいものです。
同時に、今の日本人は途中がどうなっていようとも、「納豆食べれば痩せるんだ!」というくらいに
わかりやすい答えを待っているのです。