Shockey criticizes Coughlin after loss(CNNSI)
継投失敗で内紛勃発 エース金村が監督批判(共同通信社)
金村に出場停止処分 首脳陣批判で罰金200万=訂正 (共同通信) - goo ニュース
あらかじめ断っておきますが、日本の野球を詳細に見ているわけではないので、ある程度感覚めいたことを
書いてしまうかもしれませんが、そのあたりはチラシの裏の落書き程度に思ってください。
で、いきなりぜんぜん違うように見えるニュースを2つ並べてみました。NYジャイアンツのジェレミー・ショッキーは
腕も確かだけど言うことはハッキリと言う選手です。それは対戦相手だけでなく自分のボスに対しても同じこと。
シアトル・シーホークス相手に前半35-0という歴史的な差を付けられた上に、試合を通じて"outcoach"にされた
ジャイアンツは42-30で負けました。試合終了後、ロッカールームではショッキーがコーチ批判を繰り広げました。
ショッキーはもともと口が悪い選手です。ショッキーに限らず、NFLやメジャーリーグには口の悪い選手が何人かいて、
メディアも心のどこかでは「何か言ってくれないかな」という期待感を持っています。だからこのニュースは、
それほど珍しいということでもなく、「またやったか」という程度です。ショッキーも「罰金ぐらい払ってやるよ!」
ぐらいの感じで言ったのだと思います。
逆に日本のスポーツでは、選手が公然な首脳陣批判をするということはあまり見られませんし、そういう選手が
多くありません。だから金村暁投手が監督批判をしたこのニュースはびっくりという印象を受けます。同時に、
ふとこのニュースとショッキーのニュースも見て思い出したのが、一昨年のシーホークスでの出来事でした。
エースRBショーン・アレキサンダーがチームのプレイオフ進出と同時に自らのラッシングタイトルを掛けて
挑んだ最終戦の最後のプレイで、自分を走らせない采配をしたことに怒りました。アレキサンダーは、
たった1ヤードでラッシングタイトルを逃すことになったのです。だからといって、チームはエースRBを
プレイオフに出さないということもなく(罰金はあったかもしれないけど)、アレキサンダーはその悔しさを
バネにして、昨シーズンはラッシングタイトルとリーグMVPを獲得し、スーパーボウルまで進出しました
(結局スーパーボウルでは負けたのですが)。
今回の金村投手がカッとなってしまった一件も、アレキサンダーの一件と通じるところがあるように思えてきます。
どちらもプレイオフを控えて発生した事件であり、チームのケミストリーを壊しかねないでしょう。選手の立場で
考えてみると、どれだけ「よくがんばった!」と言われようとも、最終的に自らの給料が決まるのは記録になります。
「自らの記録よりチームの勝利に尽くす」ときれいごとを言いつつも、本音は自分の記録もやっぱり重要なのでしょう。
一方でチームを勝たせることが一義である監督をはじめとした首脳陣にとって、こんなときに自分勝手なことを言うな、
25年ぶりにリーグ優勝できるかできないかというときに何言うんだというのも理解できます。ただ、この大事な時期に
なぜプレイオフの出場まで停止をするのかは、ちょっと理解ができないのです。それはちょっと過剰反応しすぎて
いるように思えます。日本球界ではこうしたケース、それもシーズンが大事な時期にこうした事件が起こったことが
あまりなかったから、一気に出場停止まで突っ走った印象を受けてしまいます。それとも記事には書かれていない、
もっと尾を引いているできごとでもあるのでしょうか?
継投失敗で内紛勃発 エース金村が監督批判(共同通信社)
金村に出場停止処分 首脳陣批判で罰金200万=訂正 (共同通信) - goo ニュース
あらかじめ断っておきますが、日本の野球を詳細に見ているわけではないので、ある程度感覚めいたことを
書いてしまうかもしれませんが、そのあたりはチラシの裏の落書き程度に思ってください。
で、いきなりぜんぜん違うように見えるニュースを2つ並べてみました。NYジャイアンツのジェレミー・ショッキーは
腕も確かだけど言うことはハッキリと言う選手です。それは対戦相手だけでなく自分のボスに対しても同じこと。
シアトル・シーホークス相手に前半35-0という歴史的な差を付けられた上に、試合を通じて"outcoach"にされた
ジャイアンツは42-30で負けました。試合終了後、ロッカールームではショッキーがコーチ批判を繰り広げました。
ショッキーはもともと口が悪い選手です。ショッキーに限らず、NFLやメジャーリーグには口の悪い選手が何人かいて、
メディアも心のどこかでは「何か言ってくれないかな」という期待感を持っています。だからこのニュースは、
それほど珍しいということでもなく、「またやったか」という程度です。ショッキーも「罰金ぐらい払ってやるよ!」
ぐらいの感じで言ったのだと思います。
逆に日本のスポーツでは、選手が公然な首脳陣批判をするということはあまり見られませんし、そういう選手が
多くありません。だから金村暁投手が監督批判をしたこのニュースはびっくりという印象を受けます。同時に、
ふとこのニュースとショッキーのニュースも見て思い出したのが、一昨年のシーホークスでの出来事でした。
エースRBショーン・アレキサンダーがチームのプレイオフ進出と同時に自らのラッシングタイトルを掛けて
挑んだ最終戦の最後のプレイで、自分を走らせない采配をしたことに怒りました。アレキサンダーは、
たった1ヤードでラッシングタイトルを逃すことになったのです。だからといって、チームはエースRBを
プレイオフに出さないということもなく(罰金はあったかもしれないけど)、アレキサンダーはその悔しさを
バネにして、昨シーズンはラッシングタイトルとリーグMVPを獲得し、スーパーボウルまで進出しました
(結局スーパーボウルでは負けたのですが)。
今回の金村投手がカッとなってしまった一件も、アレキサンダーの一件と通じるところがあるように思えてきます。
どちらもプレイオフを控えて発生した事件であり、チームのケミストリーを壊しかねないでしょう。選手の立場で
考えてみると、どれだけ「よくがんばった!」と言われようとも、最終的に自らの給料が決まるのは記録になります。
「自らの記録よりチームの勝利に尽くす」ときれいごとを言いつつも、本音は自分の記録もやっぱり重要なのでしょう。
一方でチームを勝たせることが一義である監督をはじめとした首脳陣にとって、こんなときに自分勝手なことを言うな、
25年ぶりにリーグ優勝できるかできないかというときに何言うんだというのも理解できます。ただ、この大事な時期に
なぜプレイオフの出場まで停止をするのかは、ちょっと理解ができないのです。それはちょっと過剰反応しすぎて
いるように思えます。日本球界ではこうしたケース、それもシーズンが大事な時期にこうした事件が起こったことが
あまりなかったから、一気に出場停止まで突っ走った印象を受けてしまいます。それとも記事には書かれていない、
もっと尾を引いているできごとでもあるのでしょうか?