T.O. knows concerns about character hampering his job search(NFL.com)
Risk outweighs reward when it comes to signing Owens (NFL.com)
アメリカの失業率が10%を超える時代にあって、未だに次の就職先が見つからならないテレル・オーウェンスも
その中に含まれているのかどうかはわかりません。一方で失業者の要件である「働きたいという意思」があるのは
紛れもない事実です。そうでなければ、チャド・オチョシンコと共にベンガルズでプレイしたいと考えないし、かつての
冷戦関係から一気に修復された感がある、ドノヴァン・マクナブ率いるレッドスキンズへの誘いに乗らないわけも
ありません。
しかし、オーウェンスはなぜどのチームも自分を拾ってくれないのかを自覚しました。その理由は「いまさらかよ」と
突っ込みたいもの、「自分の性格、これまでの行い」です。
It's because people feel I've disrupted some teams, I'm a cancer...
うーん、やっぱり「やっとわかったのか!」と言いたくなります。昨年1シーンだけ在籍したのビルズを含めて、
オーウェンスは4チームでプレイしましたが、そのどこでも何らかのチーム不和を作り出しました。いや、49ersや
イーグルス時代の大騒ぎがあったため、メディアは完全にそうした目線でしかオーウェンスを見なくなりました。
カウボーイズでの後半や昨年のビルズでは、どちらかというと大人しいオーウェンスがつまらないと感じたメディアが
あることないことを仕立てた感じもありました(実はオーウェンスはものすごく練習熱心な選手なのですが・・・)。
そうした虚構でも何でもチームを目立たさえしてて、なおかつプレイで貢献してくれれば、オーウェンスほどに
名の知れた選手が入ることでチームが活性化される、そう信じられてきました。実際、ビルズがオーウェンスを
獲得したのも、そのような理由でしたし、オーウェンス加入決定直後、ホームゲームのチケットの売上も上昇しました。
しかし、残念ながらビルズはプレイオフに進出できず、オーウェンスは1シーズンをフルで出場した年の中で最悪の
結果になりました。それは、36歳のオーウェンスが完全にキャリアの下降線を辿っていることを示すものでもありました。
*NFL.comより
オーウェンスは二つの隠すことができないもの--暴れまくった過去と年齢による衰え--によって、自らを目立たせる
ことができなくなりました。その一方でシーズン開始が刻一刻と近づいています。
ところで、オーウェンスは犯罪沙汰を起こすほどの悪さを行っていませんが、オーウェンスのような能力がありながら
お騒がせも起こす選手はもはや本当に居場所がなくなりつつある印象を受けます。若い頃は、どれだけ騒いでも、
フィールドやコートで活躍し、勝利をもたらすことで相殺できました。しかし、年齢を重ねプレイにキレがなくなりだすのが
明らかになると、悪行を働いてきた性格面も目立つようになります。例えば、NBAだとアレン・アイバーソンは、
76ersへ復帰したにもかかわらず、ぜんぜんプレイに参加することもできず、一方で私生活のゴタゴタもあり、
完全にバスケットから離れざるを得なくなりました。MLBだと低打率に喘ぐマリナーズのミルトン・ブラッドリーが
お荷物状態になっていますし、マニー・ラミレスはドジャーズで並の成績に甘んじています。
派手な言動のスター選手は、チームを活性化をもたらすこともあれば、単なる「がん」になるだけの場合もあります。
もしくは、メディアによって「がん」と診断され、その結果チームのまとまりがなくなることもあります。その一方で、
どのチームも現状の経済情勢の下、財政的にはよろしくない時期を迎えており、そうした目立つだけのスターに
それなりのサラリーを払うほどの心理的な余裕もありません。それだったら、地味でもそれなりに真面目な選手を
入れて勝利を目指す方がいいのです。
もちろん、年齢による衰えからの引退はオーウェンスであっても、例えばコービーやレブロンのような超が沢山付く
現役スーパースターでも避けられないことです(ジェイミー・モイヤーを除く)。また、オーウェンスやアイバーソン、
ブラッドリーやマニーのような「必要悪」の選手たちが不必要となり、真面目な選手ばかりになっても、メディアは
誰かを悪役に仕立てて面白がることでしょう。でもそれはまた何だかつまらないスポーツになるようで、寂しくもあります。
Risk outweighs reward when it comes to signing Owens (NFL.com)
アメリカの失業率が10%を超える時代にあって、未だに次の就職先が見つからならないテレル・オーウェンスも
その中に含まれているのかどうかはわかりません。一方で失業者の要件である「働きたいという意思」があるのは
紛れもない事実です。そうでなければ、チャド・オチョシンコと共にベンガルズでプレイしたいと考えないし、かつての
冷戦関係から一気に修復された感がある、ドノヴァン・マクナブ率いるレッドスキンズへの誘いに乗らないわけも
ありません。
しかし、オーウェンスはなぜどのチームも自分を拾ってくれないのかを自覚しました。その理由は「いまさらかよ」と
突っ込みたいもの、「自分の性格、これまでの行い」です。
It's because people feel I've disrupted some teams, I'm a cancer...
うーん、やっぱり「やっとわかったのか!」と言いたくなります。昨年1シーンだけ在籍したのビルズを含めて、
オーウェンスは4チームでプレイしましたが、そのどこでも何らかのチーム不和を作り出しました。いや、49ersや
イーグルス時代の大騒ぎがあったため、メディアは完全にそうした目線でしかオーウェンスを見なくなりました。
カウボーイズでの後半や昨年のビルズでは、どちらかというと大人しいオーウェンスがつまらないと感じたメディアが
あることないことを仕立てた感じもありました(実はオーウェンスはものすごく練習熱心な選手なのですが・・・)。
そうした虚構でも何でもチームを目立たさえしてて、なおかつプレイで貢献してくれれば、オーウェンスほどに
名の知れた選手が入ることでチームが活性化される、そう信じられてきました。実際、ビルズがオーウェンスを
獲得したのも、そのような理由でしたし、オーウェンス加入決定直後、ホームゲームのチケットの売上も上昇しました。
しかし、残念ながらビルズはプレイオフに進出できず、オーウェンスは1シーズンをフルで出場した年の中で最悪の
結果になりました。それは、36歳のオーウェンスが完全にキャリアの下降線を辿っていることを示すものでもありました。
*NFL.comより
オーウェンスは二つの隠すことができないもの--暴れまくった過去と年齢による衰え--によって、自らを目立たせる
ことができなくなりました。その一方でシーズン開始が刻一刻と近づいています。
ところで、オーウェンスは犯罪沙汰を起こすほどの悪さを行っていませんが、オーウェンスのような能力がありながら
お騒がせも起こす選手はもはや本当に居場所がなくなりつつある印象を受けます。若い頃は、どれだけ騒いでも、
フィールドやコートで活躍し、勝利をもたらすことで相殺できました。しかし、年齢を重ねプレイにキレがなくなりだすのが
明らかになると、悪行を働いてきた性格面も目立つようになります。例えば、NBAだとアレン・アイバーソンは、
76ersへ復帰したにもかかわらず、ぜんぜんプレイに参加することもできず、一方で私生活のゴタゴタもあり、
完全にバスケットから離れざるを得なくなりました。MLBだと低打率に喘ぐマリナーズのミルトン・ブラッドリーが
お荷物状態になっていますし、マニー・ラミレスはドジャーズで並の成績に甘んじています。
派手な言動のスター選手は、チームを活性化をもたらすこともあれば、単なる「がん」になるだけの場合もあります。
もしくは、メディアによって「がん」と診断され、その結果チームのまとまりがなくなることもあります。その一方で、
どのチームも現状の経済情勢の下、財政的にはよろしくない時期を迎えており、そうした目立つだけのスターに
それなりのサラリーを払うほどの心理的な余裕もありません。それだったら、地味でもそれなりに真面目な選手を
入れて勝利を目指す方がいいのです。
もちろん、年齢による衰えからの引退はオーウェンスであっても、例えばコービーやレブロンのような超が沢山付く
現役スーパースターでも避けられないことです(ジェイミー・モイヤーを除く)。また、オーウェンスやアイバーソン、
ブラッドリーやマニーのような「必要悪」の選手たちが不必要となり、真面目な選手ばかりになっても、メディアは
誰かを悪役に仕立てて面白がることでしょう。でもそれはまた何だかつまらないスポーツになるようで、寂しくもあります。
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