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No Hitter,No Crowd

2006-09-08 14:52:46 | MLB
マーリンズ新人右腕がノーヒッター (スポーツニッポン) - goo ニュース
'No-Hitter Night' fails to bring out Marlins fans(FOX Sports)


現地水曜日のマーリンズ、アニバル・サンチェスのノーヒッター試合についてはこちらでも既に
書いたのですが、ノーヒット同様に気になってしまったのは、お客さんの数です。

この画像を見てもわかるように、両手を挙げて喜ぶサンチェスの背景はオレンジ色の椅子・・・
ちょこっとだけお客さんも見えるけど、椅子の方が明らかに目立ちます。別に試合開始が遅れたとか、
予備日の試合だったとか、そういうことではなくて、いつものようにお客さんが入らなかっただけです。
どれだけがんばろうとも、毎試合「空席祭り」。

この光景と同じくらいに悲しかったのが、現地のテレビ局が観客席を映そうとしていたときに、
わざわざお客さんがそこそこ集まっているところを探さなければならなかったときです。そういうとき用の
サクラを入れておけばいいのに。

確かにサウスフロリダの人たちはもともとこのチームにイッパイ期待していないのは明らかだったし、
特に今年はウィリスとカブレラという2枚看板以外は新人しかいないんじゃないかというくらいの
戦力だったので、9月になったらどーせ消化試合じゃんぐらいにしか思っていなかったのでしょう。

そんなこともあってか、ダッグアウトで見ていたドントレル・ウィリスは最後のアウトになるまで、
Dバックスがノーヒットだったことに気づかなかったらしいです。いくらなんでもこれは誇張しすぎでは
ないかと思うけど、無駄に広いドルフィンズスタジアムに(だいたい本拠地がNFLメインで使用される
スタジアムというところからして集客力も見込めない)パラパラと12000人近く入っていれば、
大歓声(小歓声?)には気づかないかもしれません。

この試合、ジョー・ジラーディ監督はノーヒッターを続けるサンチェスとベンチで会話をしていたそうです。
ノーヒッターが達成されそうなときには、選手たちは先発投手からなるべく会話をしないで離れるのが
ある種の「慣例」ですが、ジラーディ曰く「うちはそんな迷信を信じるほど老けていない」そうです。

しかし、変な迷信も跳ね除け、借金20(11勝31敗)から5割以上まで戻してきたメジャー史上初の
若さ溢れるチームであっても、市民はチームに興味がないから来ないのです。ジラーディが言うように、
50000人来ようが10000人しか来なかろうが、やるべきことをしっかりやるしかないのでしょう。


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