そのさきへ -Deep Sky Blue version-

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2007-06-30 23:24:02 | 日常生活
自分の中では4月から土曜日の夜といえば、「ライアーゲーム」ではなくて俄然クローザーでした。
このドラマの1stシリーズが今日終わったのですが、どの話もおもしろかったです。
日本のドラマ関係者はこれを見て勉強しろといいたいです。

どういうドラマかというと、ブレンダ・ジョンソンという女性の元FBI捜査官がロサンゼルス市警に
新設された殺人事件を専門に扱う部署のボスに就任し、いろいろと事件を解決していくものです。
でも銃を撃ち合ったりしないし、CGを使って弾丸が体内を移動するようなシーンもないですし、
捜査⇒取調べ⇒自白(というかブレンダが言い当てる)という、(恐らく)低予算ドラマらしい
至ってシンプルな展開ですが、密室の取調室でブレンダがどのように自白へ持っていくかというのが
非常なまでの見どころです。

またこのブレンダという人は物事を率直にそれも時にはイヤミに言うし、捜査自体もやや強引なところが
あったりするのだけど、ときにはドジったり、甘えたりするところの出し入れが非常に上手いです。
最初はブレンダに引いていたロス市警の捜査官、特にベテランの男性捜査官たちもみんないいキャラを
しています。これをパクったドラマを日本で作ろうと思っても、まずそれだけの役者が揃わない上、
脚本や演出もショボそうなのが目に見えてしまいます。

アメリカでは警察や捜査官を扱ったドラマが非常に多いですが、例えば「24」や「Without a Trace」は、
時間のしばりという緊張感を前面に出しています。逆に既に事件(それも殺人)が起こったところから
話が始まるのが、CSIシリーズや「クローザー」の共通点。CSIは視覚と専門性を前面に出しているというなら、
「クローザー」は正しく「技」です。どう自白させるかという技を見せる点が特徴的だと思います。


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