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オルティス&ラミレスにドーピング陽性反応(サンケイスポーツ) - goo ニュース
Ortiz and Ramirez Said to Be on ’03 Doping List (NYTimes.com)
Reports of positive tests for PEDs no longer surprising (SI.com)
Saga won't end until '03 list is public (MLB.com)
Positive or Negative, There’s No Changing History (NYTimes.com)
全米のメジャーリーグファンと同じように、恐らくセントルイスのメジャーリーグのファンも、2004年のALCSで、
カート・シリングが血染めの靴下でヤンキーズ打線に対峙しているシーンを見て、すごいことだと思っていた
はずでしょう。その後、シリングとレッドソックスはヤンキーズを倒し、カーディナルスとワールドシリーズで
対戦をします。そしてあっさりとレッドソックスは4連勝をし、奇跡のワールドチャンピオンになりました。
しかし、シリングが靴下に血をにじませながらも勝ち取ったワールドチャンピオンが、実は薬による補強が
なされた優勝だったとしたらどうなのでしょう?2003年の薬物検査で、マニー・ラミレスとデビッド・オルティズが
陽性反応があった選手であることが明らかになりました。ちょうどこのニュースが流れた日、ラミレスが所属する
ドジャーズはセントルイスでカーディナルスと対戦していました。いつもは温厚となセントルイスのファンの中からも、
この日はラミレスが打席に立つと、ブーイングらしきものが聞こえました。最初の打席、ラミレスが三振で凡退し、
多くのファンはざまぁみろとどことなくすっきりした気分になったはずです。
2003年に行われた薬物検査は、あくまでも参考程度のものであり、ここでクロだとしても罰則がないどころか、
そもそも名前は公表されないはずでした。しかし、もはやラミレスやオルティズクラスの選手が陽性だと言われて、
驚くことはなくなりました。
ホワイトソックスのオジー・ギーエン監督あたりになると、2003年のリストにある全選手の名前を出せとまで
まくし立てるほどです。どうもその時期が来ている様に感じます。メディアが残りの97人の「匿名」選手を
言い当てるまで待たなければならないのでしょうか。その間でも、「匿名」選手はさも自分は薬物に手を
出していませんといわんばかりにプレイをし続けるはずです。うまくいけば疑惑の目を逃れてそのまま引退。
中には「潔白な選手」として殿堂入りも間違いない、なんていう選手も出てくるはずです。今は薬物問題は
殿堂入りに支障があるかないかが事あるごとに議論されていますが、そのうち、殿堂入り後に薬物問題が
明らかになった選手は殿堂から追放されるべきか、なんてことが話されるのでしょうか(ちなみに殿堂入り後に
殿堂から追放された選手はいません)。
それにこうして次々名前が漏れていく中で、MLBが当初の契約どおりに匿名にこだわる意味も薄れています。
別にこのリストに名前があったからさかのぼって罰則を適用せよとは言いませんし、それは法の原則上正しい
ことではありません。でも、いつまでもこうして名前が漏れる度に大騒ぎするくらいならば、一気に全員の名前を
出した上で、薬物問題でも、メジャーリーグ全体でも、次のステップへ移行すべきでしょう。いちいちこの問題が
出るたびに大騒ぎするのは、ファンとしても飽きてきました。
どうも一連の「2003年問題」でいちばん「潔白」なのは他ならぬコミッショナー事務局のようです。
Richard Levin, spokesman for Commissioner Bud Selig, reiterated Thursday
that no one within the Commissioner's Office has the list.
"We don't know [who's on the list], because we don't have a copy of it," said Levin.
でもその一方でリストを持っているであろう誰かが何やらしてタイムズやSIの記者に名前を漏らしています。
そして、事務局にこもる職員ではなく、街中を歩くファンはソーサやオルティズ、ラミレスやロドリゲスが
リストに含まれていることを知っています。こうした事実がとても矛盾に満ちていると思えるのですがどうでしょう?
Ortiz and Ramirez Said to Be on ’03 Doping List (NYTimes.com)
Reports of positive tests for PEDs no longer surprising (SI.com)
Saga won't end until '03 list is public (MLB.com)
Positive or Negative, There’s No Changing History (NYTimes.com)
全米のメジャーリーグファンと同じように、恐らくセントルイスのメジャーリーグのファンも、2004年のALCSで、
カート・シリングが血染めの靴下でヤンキーズ打線に対峙しているシーンを見て、すごいことだと思っていた
はずでしょう。その後、シリングとレッドソックスはヤンキーズを倒し、カーディナルスとワールドシリーズで
対戦をします。そしてあっさりとレッドソックスは4連勝をし、奇跡のワールドチャンピオンになりました。
しかし、シリングが靴下に血をにじませながらも勝ち取ったワールドチャンピオンが、実は薬による補強が
なされた優勝だったとしたらどうなのでしょう?2003年の薬物検査で、マニー・ラミレスとデビッド・オルティズが
陽性反応があった選手であることが明らかになりました。ちょうどこのニュースが流れた日、ラミレスが所属する
ドジャーズはセントルイスでカーディナルスと対戦していました。いつもは温厚となセントルイスのファンの中からも、
この日はラミレスが打席に立つと、ブーイングらしきものが聞こえました。最初の打席、ラミレスが三振で凡退し、
多くのファンはざまぁみろとどことなくすっきりした気分になったはずです。
2003年に行われた薬物検査は、あくまでも参考程度のものであり、ここでクロだとしても罰則がないどころか、
そもそも名前は公表されないはずでした。しかし、もはやラミレスやオルティズクラスの選手が陽性だと言われて、
驚くことはなくなりました。
ホワイトソックスのオジー・ギーエン監督あたりになると、2003年のリストにある全選手の名前を出せとまで
まくし立てるほどです。どうもその時期が来ている様に感じます。メディアが残りの97人の「匿名」選手を
言い当てるまで待たなければならないのでしょうか。その間でも、「匿名」選手はさも自分は薬物に手を
出していませんといわんばかりにプレイをし続けるはずです。うまくいけば疑惑の目を逃れてそのまま引退。
中には「潔白な選手」として殿堂入りも間違いない、なんていう選手も出てくるはずです。今は薬物問題は
殿堂入りに支障があるかないかが事あるごとに議論されていますが、そのうち、殿堂入り後に薬物問題が
明らかになった選手は殿堂から追放されるべきか、なんてことが話されるのでしょうか(ちなみに殿堂入り後に
殿堂から追放された選手はいません)。
それにこうして次々名前が漏れていく中で、MLBが当初の契約どおりに匿名にこだわる意味も薄れています。
別にこのリストに名前があったからさかのぼって罰則を適用せよとは言いませんし、それは法の原則上正しい
ことではありません。でも、いつまでもこうして名前が漏れる度に大騒ぎするくらいならば、一気に全員の名前を
出した上で、薬物問題でも、メジャーリーグ全体でも、次のステップへ移行すべきでしょう。いちいちこの問題が
出るたびに大騒ぎするのは、ファンとしても飽きてきました。
どうも一連の「2003年問題」でいちばん「潔白」なのは他ならぬコミッショナー事務局のようです。
Richard Levin, spokesman for Commissioner Bud Selig, reiterated Thursday
that no one within the Commissioner's Office has the list.
"We don't know [who's on the list], because we don't have a copy of it," said Levin.
でもその一方でリストを持っているであろう誰かが何やらしてタイムズやSIの記者に名前を漏らしています。
そして、事務局にこもる職員ではなく、街中を歩くファンはソーサやオルティズ、ラミレスやロドリゲスが
リストに含まれていることを知っています。こうした事実がとても矛盾に満ちていると思えるのですがどうでしょう?