NFL=ファーブが引退撤回、ESPNが報じる(ロイター) - goo ニュース
Favre seeks return, requests release from Packers(NFL.com)
Don't expect Pack to release Favre(SI.com)
Favre comeback rumors hurting his legacy(FOXSports.com)
Favre still casting large shadow over Green Bay(FOXSports.com)
また新たな大スターの復帰劇が起こりそうです。否定され続けた噂が現実となりそうです。
いや、現実になってほしくなたかった噂が現実になりそう、といった方が正しいかもしれません。
将来の殿堂入りスター、ブレット・ファーヴがNFL復帰とパッカ-ズからの放出を望んでいると、
NFLネットワークのスティーブ・マリオッチに明かしました。NFLの公式サービスでの復帰発表であり、
今後はファーヴがNFLに復帰をするかしないかではなく、パッカ-ズに復帰するか、パッカ-ズ以外へ
放出されるのかが焦点となります。
ファーヴは復帰報道が出る度に「うわさだ!」と否定してきた反面、いろいろな筋から、ファーヴは
引退後にも復帰に向けたトレーニングをしていたと言われていました。自分も含めて、多くの人が
考えるところでは、ファーヴは体を動かしたくて仕方ないのだろうというところでしょう。しかし、
ファーヴはパッカ-ズの新しい先発QBアーロン・ロジャーズから先発の座を奪いたくない気持ちも
あります。そのため、長い間在籍したパッカ-ズからの放出を自ら願い出た格好になります。
問題は、まずどこのチームへ移るのか、もしくはパッカ-ズが移籍そのものを認めるのか、
ということです。同じディビジョンのヴァイキングスやベア-ズへ移籍すれば、グリーンベイに
戻ってきた場合のファンの反応は相当複雑なものとなります。パッカ-ズのフロントも首を縦に
振れば自らの首が飛ぶ可能性もあります。
もうひとつは、そもそも長年パッカーズでファーヴ仕様のプレイブックの下プレイしてきたファーヴが、
新しいチームのプレイブックにすぐ慣れることができるのか、あるいは、レシーバーやランナー、
オフェンスラインが対応できるのか、と思います。プロのアスリートは、どんな突然の変更に
対しても適応能力が備わっていなければならないのも事実です。特にケガによる大幅な選手変更が
当たり前のNFLではなおさらです。しかし、ファーヴの場合はグリーンベイでの生活と環境に慣れ、
そこでのプレイブックを染み込ませています。これが同じ38歳であっても、ジャーニーマンQBであったり、
引退をせずそのまま移籍しているのであればいいのですが、シーズン開幕まであと2ヵ月もない状態で、
勝利へのガッツだけでは対応できないものがあるのではないでしょうか。
そして何と言っても、わざわざ引退を撤回した以上、それ以上の結果が出なければ、これまで築いた
ファーヴの功績に傷が付くことになります。マイケル・ジョーダンは引退後ウィザーズに復帰しましたが、
チームをNBAファイナルの近くにすら導く事はできませんでした。引退しそうで引退に失敗した
ロジャー・クレメンスは、アストロズをワールドシリーズまで導きましたが、中途半端な形で引退を
したため(というより、正式な引退表明はしていない?)、ステロイド問題でミソが付きました。
アメリカのスポーツファンにとり、ファーヴの引退撤回もこれに重ね合わせざるをえません。もはや、
多くのファンは、引退した大スターがレギュラーシーズンに復帰して、プレイするところを見るだけで
満足しません。満足しないどころか、飽きています。一方で、10年以上スーパーボウル出場から
遠ざかった、いや現役なので「遠ざかっている」という現在進行形で話さなければならないのでしょうか、
ファーヴにとっても、引退を撤回しただけの価値がない結果が出た場合、昨シーズン最後の
パス失敗以上に、現役復帰したことを悔いるのではないでしょうか。
自分はファーヴほどの功績を挙げた人間ではないので、ファーヴの悩みの多くを理解することも、ファーヴに
何かアドバイスすることも畏れ多いことです。ただ、希望を述べさせてもらえれば、ファーヴほどの人には、
失敗した引退者になってもらいたくないです。
Favre seeks return, requests release from Packers(NFL.com)
Don't expect Pack to release Favre(SI.com)
Favre comeback rumors hurting his legacy(FOXSports.com)
Favre still casting large shadow over Green Bay(FOXSports.com)
また新たな大スターの復帰劇が起こりそうです。否定され続けた噂が現実となりそうです。
いや、現実になってほしくなたかった噂が現実になりそう、といった方が正しいかもしれません。
将来の殿堂入りスター、ブレット・ファーヴがNFL復帰とパッカ-ズからの放出を望んでいると、
NFLネットワークのスティーブ・マリオッチに明かしました。NFLの公式サービスでの復帰発表であり、
今後はファーヴがNFLに復帰をするかしないかではなく、パッカ-ズに復帰するか、パッカ-ズ以外へ
放出されるのかが焦点となります。
ファーヴは復帰報道が出る度に「うわさだ!」と否定してきた反面、いろいろな筋から、ファーヴは
引退後にも復帰に向けたトレーニングをしていたと言われていました。自分も含めて、多くの人が
考えるところでは、ファーヴは体を動かしたくて仕方ないのだろうというところでしょう。しかし、
ファーヴはパッカ-ズの新しい先発QBアーロン・ロジャーズから先発の座を奪いたくない気持ちも
あります。そのため、長い間在籍したパッカ-ズからの放出を自ら願い出た格好になります。
問題は、まずどこのチームへ移るのか、もしくはパッカ-ズが移籍そのものを認めるのか、
ということです。同じディビジョンのヴァイキングスやベア-ズへ移籍すれば、グリーンベイに
戻ってきた場合のファンの反応は相当複雑なものとなります。パッカ-ズのフロントも首を縦に
振れば自らの首が飛ぶ可能性もあります。
もうひとつは、そもそも長年パッカーズでファーヴ仕様のプレイブックの下プレイしてきたファーヴが、
新しいチームのプレイブックにすぐ慣れることができるのか、あるいは、レシーバーやランナー、
オフェンスラインが対応できるのか、と思います。プロのアスリートは、どんな突然の変更に
対しても適応能力が備わっていなければならないのも事実です。特にケガによる大幅な選手変更が
当たり前のNFLではなおさらです。しかし、ファーヴの場合はグリーンベイでの生活と環境に慣れ、
そこでのプレイブックを染み込ませています。これが同じ38歳であっても、ジャーニーマンQBであったり、
引退をせずそのまま移籍しているのであればいいのですが、シーズン開幕まであと2ヵ月もない状態で、
勝利へのガッツだけでは対応できないものがあるのではないでしょうか。
そして何と言っても、わざわざ引退を撤回した以上、それ以上の結果が出なければ、これまで築いた
ファーヴの功績に傷が付くことになります。マイケル・ジョーダンは引退後ウィザーズに復帰しましたが、
チームをNBAファイナルの近くにすら導く事はできませんでした。引退しそうで引退に失敗した
ロジャー・クレメンスは、アストロズをワールドシリーズまで導きましたが、中途半端な形で引退を
したため(というより、正式な引退表明はしていない?)、ステロイド問題でミソが付きました。
アメリカのスポーツファンにとり、ファーヴの引退撤回もこれに重ね合わせざるをえません。もはや、
多くのファンは、引退した大スターがレギュラーシーズンに復帰して、プレイするところを見るだけで
満足しません。満足しないどころか、飽きています。一方で、10年以上スーパーボウル出場から
遠ざかった、いや現役なので「遠ざかっている」という現在進行形で話さなければならないのでしょうか、
ファーヴにとっても、引退を撤回しただけの価値がない結果が出た場合、昨シーズン最後の
パス失敗以上に、現役復帰したことを悔いるのではないでしょうか。
自分はファーヴほどの功績を挙げた人間ではないので、ファーヴの悩みの多くを理解することも、ファーヴに
何かアドバイスすることも畏れ多いことです。ただ、希望を述べさせてもらえれば、ファーヴほどの人には、
失敗した引退者になってもらいたくないです。
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