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米軍事作戦で「ビン・ラディン殺害」 あなたはこのニュースにどのような感想を持ちますか?

2011-05-06 22:13:32 | マネー&ポリティックス

米軍事作戦で「ビン・ラディン殺害」 あなたはこのニュースにどのような感想を持ちますか?




この記事についての意見:




まず、アメリカ政府がこの事実を発表するときの周到さに感心させられました。日曜日の夜という通常であれば
絶対に大統領が記者会見を行わない時間帯に「オバマ大統領が重要な発表をする」とTwitter経由で各メディアに
配信させました。その後「ホワイトハウス関係者」が小出しに記者会見の内容を事前に流し、その間に政府は各国に
説明を行い、予定時間を大幅に遅らせることで人々の関心を高めさせ、最後に大統領が登場し「ビン・ラディンを
暗殺しました」との発表。安全保障の情報をタダ流れさせている某極東の国とは大違いだなと感じました。

一方、一連のテロの首謀者を捕まえるあるいは暗殺させるという点は、アメリカがあの日以降の最大の目標だっであり、
その流れは民主党政権になっても変えられない事実でした。世間でも「24」や「NCIS」のようなテロと戦うドラマが
流行るような状況でしたし、それに後押しされた当然の行為だと思います。これを「石油利権を奪うため」だのという
「いかにも国際情勢」で片付けるのはおめでたい、もっといえば平和ボケとしか言いようがありません。

ただし、これによりテロとの戦いが全て終わったというのは間違いであることは、オバマ大統領も会見で述べています。
アメリカ人にしてみたら、そんなこと日本人に説教されなくてもわかるよというくらいでしょう。同時にそれは8年前の
ちょうど同じころ、ブッシュ前大統領が戦艦上でイラク戦争の「終結」を発表した時とは全く違う印象を受けました。
それは一国を相手にした戦争か、アメーバ組織のようなテロ集団を相手にした戦争であるかの違いだと思います。

でもアメリカに限らず多くの国の政府はそれぞれ仮想の敵を作り、それに対峙する姿を自国民や世界に見せることで、
その力を誇示しているのではないでしょうか。日本人が今回違和感を感じるのは、日本は明確な仮想の敵を持たず、
またそうしたものと戦っていないからだと思います。



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