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映画「渋谷区円山町」(恐らくネタバレ)

2007-03-18 20:40:26 | その他推しのひとたち
昨日は、渋谷区円山町で「渋谷区円山町」を観てきました。この街はたまに渋谷に向う近道として
通ることがありますが、いってしまえばラブホ街です。

ところで、アメリカのドラマで特によく使われる手法だと思いますが、一つのストーリーの中で、
メインとなる話と、一見してぜんぜん違う話が同時並行的に流れていくものがあります。「CSI」を
例にすれば、メインではグリッソムが捜査し、もう一方ではぜんぜん違う事件をキャサリンが捜査する、
でもこの2つの事件はどこかで結びつくことはなく、実は何か同じことをもしくは全く対になることを
暗示していることが多いです。

この映画も、2つの話が1つの映画で展開されますが、同時並行でもなければ、同じ学校の人たちの
話でもなければ、もっといえば結論もぜんぜん違うようにも見えてきます。せいぜいこの2つの話が
結びつくのは、最後に道玄坂に1本だけある桜の木(言われてみればあそこに桜の木があったね、
というところの木です)のシーンくらいです。

しかし、自分が見た中では、この2つの話は全く同じことを言いたいのではないかと感じました。
それは「ラブホテル」とは一体どういうところなのか、ということです。

最初の話では、高校の臨時教師と女子生徒がラブホテルに行く、という話です。これを世間では
「禁断の愛」と言うのでしょうが。この話のはじまりは、この教師が彼女と一緒にラブホテルに
入るところを、女子生徒がたまたま見かけてしまい、それからこの若い教師が気になる、というものです。
でもなぜその教師が女性とラブホテルへ入ったかということがわかるのは、学校でもなければ、
どこぞの喫茶店でもなければ、女子生徒と共に入ったラブホテルの中でした。それも、あのときには、
彼女と別れ話をするためにホテルに入ったというのです(個人的には、そういう理由で入るとは
思えないのだけど、少なくともストーリー上ではそういうことになっているので)。そして・・・

もうひとつは、お人好し過ぎていじめられていることに気づかない女の子と、かつて「援交してた!」と
いじめられた経験のある女の子の話です。この2人が渋谷を徘徊している間に終電もなくなり、
元いじめられっ子が体調を崩しかけたため、仕方なく円山町のラブホテルに入ることになってしまいました。
そこで完全に2人きりとなり、2人は心に互いに思っていることを話し始めます(隣の部屋からナニの声が
漏れてくる中で)。

どうもこの話によれば、ラブホテルというところは本音をさらけ出す場所のようです。それは別れ話を
する場所であったり、本当の友情関係を知る場所であったり、そしてもちろんナニをする場所でも
あったりするようなのです。2人で入ることが前提である、日本独特と言われるこホテルにあっては、
あの決して広くもなく、明るいともいえない状況では、仮に女の子どうしで入ったとしても、自然と
そうなるのかも知れません。

どちらにしても、ホテルといえばひとりで泊まるシティホテルかビジネスホテルしか知らない自分には
縁遠い世界です。


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