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菅首相が自ら「復興構想会議」のメンバーを人選 あなたは評価しますか?

2011-04-14 22:56:41 | マネー&ポリティックス

菅首相が自ら「復興構想会議」のメンバーを人選 あなたは評価しますか?




この記事についての意見:


 「復興構想会議」を評価しない




はっきり言ってしまえばこの会議は日本「復興構想会議」ではなく「崩壊構想会議」です。
だいたい地震から1ヶ月も経過したのに、この会議が結論を出すのが6月というのは、
あまりにも遅すぎです。

何でも首相は、津波で被害を受けた沿岸部の町では、高台に家を造ってそこから港まで
通勤する形の街を作りたい、ということを話したらしいです。それは防災の観点から、
別にこれ自体が悪いことではないと思うのですが、今そんな夢物語を話している場合では
ありません。今横たわっている問題の切り分けすらできていないのに、何年も先の話を
しても仕方ないのです。

現状の問題は「被災地の救援と復興」「原発事故」そして「電力供給」の3点に尽きるはずです。
救援活動はそれなりに進んでいるし、原発事故は動きを取れない、復興を始めるにはまだ混乱を
している現状にあって、直近で非常に重要なのは「電力供給」の問題だと思います。
これがなんともならなければ、被災地の再建もままならず、夏の電力供給の逼迫だけでなく、
その後の復興需要をてこにした経済成長という淡い期待も水の泡になります。しかし現政権は
その部分に対しての努力を全く感じられず、だからといってこれを打破するための大胆な施策を
打つわけでもなく、これでは日本経済は復活を見ることなく崩壊です。

しかし今回の会議の人選を見ると、そうした経済と産業に明るい人物が乏しい、あるいは前に
出ておらず、夢を語りたがる人たちばかりを集めてしまいました。現実のがれきの山や暗闇から
目をそらして、バラ色な将来を妄想してるだけなのでしょう。そういうことを話す会議であれば
震災から半年後ぐらいに作ればいいのです。まずは目の前のことに道筋を建てるべきです。
全くもって勘違いの時期に作った勘違いの会議です。



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