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[短評]たったの52万人?

2009-05-28 02:15:46 | マネー&ポリティックス
国内の「Twitter」利用者は52万人、男性が75%(INTERNET Watch) - goo ニュース

昨日、Twitterについて書いたばかりなのですが、日本国内でTwitterを使っている人の数が
発表になりました。

国内の利用者数は1月の20万人から4月は52万人と2.6倍に増えたことがわかった。
4月における米国の利用者数は1708万人、英国の利用者数は252万人。
ともに、1月と比べると3.7倍の伸びを示した。


これを見て思ったのは、「たったの」52万人しか使っていないのか、ということです。イギリスだって
利用者数は252万人だと言えそうですが、人口比で考えた場合、日本の52万人というのは少なく
感じられます。

昨日も書いたように、特にアメリカでは有名人がこぞってTwitterを使っていますし、ESPNやCNNのような
ニュースサイトも、記事へアクセスさせるためにTwitterへも記事を流し、そこから自分たちのサイトへ
誘導させる戦略を取っています。一種のRSSリーダーの代わりになっている感じもします。一方では、
有名人がTwitter今何をやっているかと気軽に書き込むことができるので、それだけでも自分たちの
宣伝効果として、お金をかけることもなく、有益なものを感じているのだと思います。しかし、

日本ではまだ認知度が低く、「一部のユーザーが利便性に気付き始めた段階」と推測。米英同様に、
日本でも影響力のある著名人がTwitterで情報発信を行えば、利用者が急増するほか、
コミュニケーションツールとして活用を検討する企業も増えると予想している。


企業がどのようにTwitterを使うかは別にして、「影響力のある著名人」がTwitterを使うということは、
今のところ考えられないように感じます。ネット系の広告代理店でもあるサイバーエージェントが、
アクセスアップのために必死に芸能人や有名人に対してアメーバブログ開設へ働きかけている一方で、
日本国内では、Twitterに対してブログほどの広告効果を望めないと考えているのではないかと思います。

またTwitterは昨日も書いたようにLIVE感が持ち味であり、書いた本人が書いたそのときに何をしていた、
あるいは何を考えていたかを載せることができるツールです。逆に言うと、そこには第三者による
編集の余地がない、ということになります(あとで管理アカウントを使って削除、なんていうことも
当然可能なのだろうけど)。どうも日本の有名人やその関係者は、ブログの炎上などという騒ぎを見て、
圧倒的なリアルタイム性と、編集の介在が乏しいTwitterへの参入には躊躇しているように感じられます。
「ブログ炎上」の次は「Twitter炎上」が流行る、なんてことはなさそうです。

最後にいえるのは、日本の大多数の携帯端末ではTwitterを使いづらい、もっといえば、アメリカ生まれの
Twitterが日本以外の携帯向けの仕様になっているため、日本で特に多い携帯電話のユーザーの取り込みを
いまひとつできていない考えられるのではないでしょうか。ウェブベースではなくメールで投稿できれば
面白いと思うのですが。


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