Brother-Lee love! Lefty ace picks Philly (MLB.com)
Phils could be done making moves after Lee (MLB.com)
Philly quartet has makings of super group (MLB.com)
Cliff Lee got best deal when he signed with Philadelphia Phillies (SI.com)
メジャーリーグの世界には、次々とチームを変える「ジャーニーマン」と呼ばれる選手が数多くいます。
チームを移る、あるいは移らざるを得なくなる理由もまた数多いです。しかし、クリフ・リー以上に最強の
ジャーニーマンはいません。リーは既にメジャーリーグの世界でワールドシリーズ進出に向けて絶対に
必要なパーツであることを、全チームのGMから見られています。
昨シーズンのオフ、不本意ながらもリーは東海岸のフィリーズから西海岸のマリナーズへトレードされました。
今年の成績を見ると信じられませんが、シーズン開幕前のマリナーズは、絶対にプレイオフ進出をするぞと
意気込んでいました。一方、フィリーズが最強の右腕であるロイ・ハラデイを獲得したのとすれ違うように
トレードにより放出されたリーは、「自分はフィラデルフィアでプレイをしたかった」と本音を話していました。
もちろん、こうしたトレードはアメリカのプロスポーツ界では自然なことだし、インディアンズからフィリーズへ
トレードされた経験があるリーにとっても、本音を言う以上のことはできるわけもありませんでした。
しかしマリナーズはリーが在籍するにはあまりにもレベルの低いチームでした。そのした環境でもリーは
実績を残し、レンジャーズへトレードされました(このとき、フィリーズもリーの再獲得を目指しましたが、
うまくいかず、ロイ・オズワルトを獲得しました)。そこでのリーは、決して驚くほどの成績を残すことはなかったが、
レンジャーズをプレイオフへ導きました。そしてリーは2009年のワールドシリーズでもそうしたように、
ヤンキーズ打線をねじ伏せました。ワールドシリーズでは驚くほどイマイチな成績でしたが、それでもリーは
チームがプレイオフ、そしてワールドシリーズ進出に向けて絶対に欠かせない選手だということを全米中に
知らしめました。
ところで、これまで見てきたものは、リーは基本的に自らの意思でチームを移ったものではありません。
全ていわゆる「ビジネス」本位でチームを転々とせざるを得ませんでした。しかしこのシーズンオフは文字通り
リーがボールを握っていました。そのため、これ以上ポストシーズンにリーから飲まされた苦杯の味を知る
ヤンキーズと、一度リーのありがたみを味にしてしまったレンジャーズが、アーカンソーまで「リー詣で」をしました
(一時期ナショナルズもリー獲得を考えていると報道されましたが、途中で離脱)。当然多くのメディアは、
リーは大金を積んだヤンキーズか、それともノーラン・ライアン社長がいるレンジャーズがリーを獲得する、
と考えていました。
そしてその結果、リーが選んだのはヤンキーズでもレンジャーズでもありませんでした。そのことについて、
多くのメディアとファンは驚きの色を隠しませんでした。でも、リーにとって投げたいチームはお金の問題とは
ぜんぜん違っていました。「自分とフィラデルフィアという街、そしてフィリーズというチームとの相性がいいと
思うんだよ」と、リーはなぜフィリーズを選んだのかを語っています。リーはその在籍期間が短いながらも、
そのときの味を覚えているフィリーズで投げたかったのです。今シーズンはじめの考えには一切のブレが
なかったのです。
リーの投球は驚くほどの速球を持っているわけではないし、マウンドでもさほど感情をむき出しにすることはなく
、淡々とすごい投球をします。そんなリーは別にメジャーリーグの世界をアッと言わせるつもりは一切ありません。
むしろ、フィリーズを選んだのは、リーにとってあまりにも自然なことだったのでしょう。
一方、リーが加わったフィリーズのローテーションは最強という言葉がに合わないほどに超自然的なものに
なりました。それどころか、フィリーズはワールドシリーズ進出をしないと考えるのは超不自然な気もします。
ハラデイ、オズワルト、リー、そしてコール・ハメルズの4人をどのようにうまく活用するのか、監督である
チャーリー・マニュエルは悩むところでしょう(そして4人ができるだけケガをしないで1年過ごすことができるかの
ようにも悩むはず)。それは、他のチーム、特に勝つことを毎年求められるメッツのようなチームにとっては
別の悩みになります。
ちなみに、フィリーズは5/20から地元でレンジャーズとインターリーグ4連戦、6/17からシアトルでマリナーズと
3連戦を控えています。どちらの連戦でもリーが投げるかどうかはわかりませんが、レンジャーズの先発投手
C.Jウィルソンが言うように、今からレンジャーズ@フィリーズはawesomeなシリーズになることは間違いありません。
Ironically- we play philly this year in interleague play...
not sure which guy I'd rather bat against but it will be an awesome series
Phils could be done making moves after Lee (MLB.com)
Philly quartet has makings of super group (MLB.com)
Cliff Lee got best deal when he signed with Philadelphia Phillies (SI.com)
メジャーリーグの世界には、次々とチームを変える「ジャーニーマン」と呼ばれる選手が数多くいます。
チームを移る、あるいは移らざるを得なくなる理由もまた数多いです。しかし、クリフ・リー以上に最強の
ジャーニーマンはいません。リーは既にメジャーリーグの世界でワールドシリーズ進出に向けて絶対に
必要なパーツであることを、全チームのGMから見られています。
昨シーズンのオフ、不本意ながらもリーは東海岸のフィリーズから西海岸のマリナーズへトレードされました。
今年の成績を見ると信じられませんが、シーズン開幕前のマリナーズは、絶対にプレイオフ進出をするぞと
意気込んでいました。一方、フィリーズが最強の右腕であるロイ・ハラデイを獲得したのとすれ違うように
トレードにより放出されたリーは、「自分はフィラデルフィアでプレイをしたかった」と本音を話していました。
もちろん、こうしたトレードはアメリカのプロスポーツ界では自然なことだし、インディアンズからフィリーズへ
トレードされた経験があるリーにとっても、本音を言う以上のことはできるわけもありませんでした。
しかしマリナーズはリーが在籍するにはあまりにもレベルの低いチームでした。そのした環境でもリーは
実績を残し、レンジャーズへトレードされました(このとき、フィリーズもリーの再獲得を目指しましたが、
うまくいかず、ロイ・オズワルトを獲得しました)。そこでのリーは、決して驚くほどの成績を残すことはなかったが、
レンジャーズをプレイオフへ導きました。そしてリーは2009年のワールドシリーズでもそうしたように、
ヤンキーズ打線をねじ伏せました。ワールドシリーズでは驚くほどイマイチな成績でしたが、それでもリーは
チームがプレイオフ、そしてワールドシリーズ進出に向けて絶対に欠かせない選手だということを全米中に
知らしめました。
ところで、これまで見てきたものは、リーは基本的に自らの意思でチームを移ったものではありません。
全ていわゆる「ビジネス」本位でチームを転々とせざるを得ませんでした。しかしこのシーズンオフは文字通り
リーがボールを握っていました。そのため、これ以上ポストシーズンにリーから飲まされた苦杯の味を知る
ヤンキーズと、一度リーのありがたみを味にしてしまったレンジャーズが、アーカンソーまで「リー詣で」をしました
(一時期ナショナルズもリー獲得を考えていると報道されましたが、途中で離脱)。当然多くのメディアは、
リーは大金を積んだヤンキーズか、それともノーラン・ライアン社長がいるレンジャーズがリーを獲得する、
と考えていました。
そしてその結果、リーが選んだのはヤンキーズでもレンジャーズでもありませんでした。そのことについて、
多くのメディアとファンは驚きの色を隠しませんでした。でも、リーにとって投げたいチームはお金の問題とは
ぜんぜん違っていました。「自分とフィラデルフィアという街、そしてフィリーズというチームとの相性がいいと
思うんだよ」と、リーはなぜフィリーズを選んだのかを語っています。リーはその在籍期間が短いながらも、
そのときの味を覚えているフィリーズで投げたかったのです。今シーズンはじめの考えには一切のブレが
なかったのです。
リーの投球は驚くほどの速球を持っているわけではないし、マウンドでもさほど感情をむき出しにすることはなく
、淡々とすごい投球をします。そんなリーは別にメジャーリーグの世界をアッと言わせるつもりは一切ありません。
むしろ、フィリーズを選んだのは、リーにとってあまりにも自然なことだったのでしょう。
一方、リーが加わったフィリーズのローテーションは最強という言葉がに合わないほどに超自然的なものに
なりました。それどころか、フィリーズはワールドシリーズ進出をしないと考えるのは超不自然な気もします。
ハラデイ、オズワルト、リー、そしてコール・ハメルズの4人をどのようにうまく活用するのか、監督である
チャーリー・マニュエルは悩むところでしょう(そして4人ができるだけケガをしないで1年過ごすことができるかの
ようにも悩むはず)。それは、他のチーム、特に勝つことを毎年求められるメッツのようなチームにとっては
別の悩みになります。
ちなみに、フィリーズは5/20から地元でレンジャーズとインターリーグ4連戦、6/17からシアトルでマリナーズと
3連戦を控えています。どちらの連戦でもリーが投げるかどうかはわかりませんが、レンジャーズの先発投手
C.Jウィルソンが言うように、今からレンジャーズ@フィリーズはawesomeなシリーズになることは間違いありません。
Ironically- we play philly this year in interleague play...
not sure which guy I'd rather bat against but it will be an awesome series