♪渋谷はちょっと苦手

大型書店「ブックファースト渋谷店」が閉店へ－旗艦店は新宿へ(シブヤ経済新聞)

渋谷の東急百貨店近くにある「ブックファースト」へはよく行きます。家から自転車で行くことが
できる距離なのも魅力ですが（それも渋谷のゴミゴミした交差点を通らずに！）、なんやかんやで、
だれそれの握手会で行くことがほとんどです。最近だと昨年末の恵梨香たん握手会のときか。

場所も悪くないし（渋谷駅から遠いけど）見た目も結構いいので、嫌いなお店ではありませんが、
握手会で並ばされる階段に窓も空調もないから、夏は蒸し風呂状態なのは困りものです。

しかしこの書店がこのほど閉店するそうです。1998年開店で「ビルの建て替え工事のため」閉店する
らしいのですが、新築ではなくて改装だったのか。そして新しいフラッグシップショップをもうすぐ
西新宿にできるビルにオープンさせるらしいです。

でも正直なところ本屋なんてイベント以外では最近行きません。本屋で本を買うことがないからです。
確かにこのブックファーストや新宿の紀伊国屋、日本橋の丸善のような大型書店には、およそない本は
ないように感じますが、今や本をアマゾンや楽天ブックスのようなネットで買って、値段によっては
無料で配達してもらえて、かつポイントを貯めることができるような時代に、わざわざ本屋まで行って、
本を買うというようなことをしなくなりました。下手をすると、本屋で見ていいと思った本を、家に帰って
ネットで注文するほどです。

でも書店は街の要素として欠かせないし、人が集まる街になればなるほど大型書店というものは、
街の構成要素としての役割が大きいと思います。目立った本屋だけがなかった渋谷のブックファーストも
そうした要素の一つだと思いますが、ビルの改装によりそれが一つ欠けることになります。

そうでなくとも、今や渋谷や新宿まで行って何か買い物をすることも減りました。そういうところまで
行かなくとも事が足りるからです。その上に、明治通りの下を地下鉄が通るようになると、渋谷は単なる
通過駅のひとつになって新宿まで人が流れていく予感すらします。新しいブックファーストは明治通りから
かなり遠い西新宿にできるようだけど、こうした人の流れを察知しているのかもしれません。

そういう自分は、渋谷も新宿もちょっと苦手です。