子供の頃から扇風機の羽根に色を付けたらどのように見えるのだろう・・・と思っていた。
それはきっと独楽を回した時に見えるようなものに違いない、と。
また、「ベンハムの独楽」みたいに白黒で着色しても虹色に見えるという錯覚をも催すものであったら面白い!と。← ベンハムの独楽
← 錯覚で七色光線?
さらに、その光線の中からこの世のものとは思えぬ何らかのブツが浮かび上がったらどうしよう・・・。
そしてそのブツの出現により世の中の価値観がパラダイムシフト(!)を起こし、とにかく大変なことになる!
でも、戦争がなくなったり良いこともある!などと夢想していた。
そこで、ついに20代半ばの頃、自室の扇風機の羽根をカラーリングしてみた。黒色マジックで。
スイッチを入れ、羽根を回転させると・・・当然、期待していたようなブツは現れなかった。
意外にも気落ちはしなかった。逆に「これではっきりしたな」と独り言ちしたりした。
この世に魔法のランプなどない!と悟ったのは・・・確か25か26歳の頃でした。遅いのか早いのか。
その後いろいろあり、扇風機に張り付けるおもちゃを作るに至る。