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母の服装

2024-05-08 21:58:11 | 日記
母は、私が小さかった時から、洋裁をやっていて、
オーダーメードの洋服店をやったり、婦人服のブティックをしていたりと、
洋服にはうるさい人で、母自身でも洋服の材質は見ただけでわかると
今でも自負したりする。

しかし、実際には、服なんてもうお構いなしで、
普段は、下着の上にちゃんちゃんこを着ているか
寝巻の上にちゃんちゃんこを羽織っているだけ。

そして、週に1回、水曜日デイサービスに出かけるのだが、
いつものように、着替えもせずに台所にやってきて、
食事をし始めると、その後、着替える時間がなくなって
大変なことになるので、
水曜日だけは、母が台所に現れると、
「お母さん、ちゃんと服着て来て。今日は出かけるんだから、
出かける用意しておかないと、後で大変だから。」と、
母に着替えるようにしつこく促して、部屋に戻させる。

また、ちょうど昨夜、話していた、新しく買ってきて置いていた
黒いズボンを履くようにも促して、
台所で母の朝食を用意して待っていると
だいぶ経ってから、母が、着替えをすませて入ってきて・・・

どういう感覚からそういう格好ができるのか
全くわからないような服の着方をしている・・・

一番下にフジ色の木綿のロングのベストを着て、
その上に薄い肌色の長袖の下着。
その上にノースリーブのレースのついた濃いピンクの下着、
そして、その上に新しい黒ベースのちりめん柄の上着。
そして、一番上にモノトーンのチェックのジャケット。
下は肌色の女性用パッチ・・・

いくら何でもノースリーブのレースの下着をアウターのように
着るのは、ありえない・・・
母に、そんな下着を上に着るなんて、誰が見てもおかしい
お願いだからちゃんと着替えてと言っても、
全く聞く耳をもってくれず、着替え直そうともしない・・・

もう、いくらいっても何がおかしいのかわからないのだろう
というか、全くおかしいと思っていない・・・
言うだけ無駄だと悟って、しょうがないとほっておく。

なんとか8時半までに食事も終えて、時間があまったので、
再度、「時間もあるし、ちゃんと着替えた方がいい。
どんなにちゃんと会話ができたり、話ができても、
服の着方がおかしい人の方が、頭がおかしいと思われるで。」と
しつこく言っておく。

すると、やっと出かける間際になって、
自分でおかしいと気づいてくれたのか、
まず、一番下の下着の下からはみ出して膝辺りまで
だら~~んとしているロングのベストを脱ごうとし始める。
それで、なんとかボタンを外すのを手伝って、
袖から脱がして、下着2枚の上にちゃんと前ボタンのシャツを
着せて、その上にちりめん柄の上着を重ねて、
やっとなんとか普通になる。

それにしても、母が、ノースリーブのレースの下着を
アウター代わりに何食わぬ顔して着ているのを見るのは
本当にショックで・・・
どうしてこんなことになってしまったんだろう・・・と
考えさせられる。