老いの坂道(パピー)

楽しい心で歳を取り、働きたいけど休み、喋りたいけど黙る。
そんな気持ちで送る趣味を中心に日々の一端を書き留めています。

「さくら」に乗って、京都市美術館へ

2011-10-09 | 小さな旅日記

絶対に行くぞ! と決めていた京都のフェルメール展。先日に行ってきました。

 世界に三十数点しか現存しないオランダの画家、フェルメールの作品が今回三点同時に日本上陸です。もうこんな機会はそんなにないでしょうね。

 前もって予定を立てて行動が困難なボクは、その日の朝になって、「よし、今日だ!」と家を出ました。岡山駅までは車で行くかバスで行くかいつも迷うのですが、今回は久しぶりにバスを使って岡山駅へ。

 

(自宅からのバス車内、このバスは10分に一本あります。岡山駅まで約20分)

 岡山駅の乗車券売り場で、次の新幹線乗車券を購入しようとしたら、鹿児島発新大阪行きの特急「さくら」があります。九州新幹線開通のお陰で鹿児島―新大阪間の直通特急「さくら」が運行されているんですよね。初めてだからこれで新大阪迄行ってあとは在来線の新快速でも京都まで行けばいいのだ!。

 これが、九州新幹線の特急「さくら」です。先頭車両の長い鼻は従来の「のぞみ」700系新幹線を基本に寛ぎと安らぎをさらに進化させた新幹線でJR西日本とJR九州の共同開発で生まれた新型車両です。

  

(鹿児島―新大阪間を走る特急「さくら」先頭車両。鼻の長い銀色の車体はなかなかのもの)

 車両の乗車口横には“WEST JAPAN / KYUSHU”と書かれたロゴが「鹿児島から直行できたんだぞ」とちょっぴり威張っているようですね。

 車内は、木目調を多く使用したシンプルで優しい仕上げになっていてまずまずですね。この内装デザインはまんざら知らない仲ではないデザイナーの作品です。

 新大阪まで約40分。在来線に乗り換えて京都まで約20分で到着です。家を出かけてから1時間45分で京都駅到着でした。来てみれば、別段どうってことのない旅なんだけど、最近はどうも気軽に出かけられないのは歳を重ねたせいとやはり心疾患が引っかかるんだな~。主治医は別段命に係わる病じゃないから普通の生活はいいんですよ。と言ってくれるんだけど・・・

 さて、京都駅が新しくなってもう何年になるだろうか、斬新なこの駅は古都、京都にはあまりふさわしいとは思えないのだけど、何度か来ていると違和感も無くなって来たようです。

 ここから、京都市美術館は地下鉄か市バスということになるんだけど、今日はフェルメールを観て後、知恩院に行って父母の墓参りもする予定なのでタクシーで美術館に向かいます。駅から約15分で京都市美術館へ。

 京都市美術館の門柱に刻まれた歴史を感じさせてくれる門標には「京都美術館」と彫られていますね。“市”はどこへ行ったのだろう?? でも、京都というイメージによくマッチしていて素敵です。いつまでも残してほしいですね。

 タクシーの運転手さんは「今日は平日だからスムーズに入れるでしょう」なんて言われたけど、着いてみると美術館付近は人・人・人でごったがえしています。美術館本体の写真がうまく撮れないので以前に来た時の写真を使うことにしました。

 少々画質が悪いようですが、よろしくお願いします。この美術館、1928年昭和天皇即位を記念して計画され1933年に開館したという由緒ある建物です。外観もそうですが館内も展示室は勿論のこと、ホールや廊下、階段室、トイレに至るまで建築学の歴史を学べるような素晴しい建物です。残念なことは美術館での愉しみの一つ、素敵なカフェが無いことです。

 それでは次回には『フェルメールからのラブレター展』を鑑賞しましょう♪

 

 

 

コメント (14)
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