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(みよちゃんに、なでなでされるレイラさま)
みよちゃんは、結婚後 宮城県から東京に上京してかれこれ55年は経っているかと。
7人兄弟の中で、唯一宮城県を離れた女。
別の言い方をすると、東京に行きたくて東京に住んでいる人と結婚をした野心家。
もっと正確に言うと、同じ宮城県出身の(おかぁちゃんの父上=うさたちゃん)とお見合い結婚で、うさたちゃんが既に東京に上京して仕事をしていたので、みよちゃんの東京上京作戦の標的にされたのです。。。
まぁ、この話はさておき。
みよちゃんから、たまに聞いていたお話を。
みよちゃんは、もちろん戦争も体験してます。
毎日、いもメシ(さつまいもが入ったご飯)やザリガニを食べ、洋裁学校に通うにも、歩いて山を3つも越えて通ったと。
みよちゃんが結婚し東京に上京した時は家は、
●家財道具が何も無い。
新生活の為に買ったのは、ちゃぶ台一つと、お箸とお茶碗、鍋・やかん位だったと。
●ガスコンロも無い。
朝の4時には起きて、たった一つの練炭でお湯を沸かしたり、ご飯を炊いたり、味噌汁を作ったりと。
そして、おかぁちゃんが生まれ、新しく出来た市営住宅にお引越し。
おかぁちゃんの小さい頃の記憶では、
●お風呂は、最初の頃はマキと石炭。
●洗濯は、洗濯板。
●台風が来れば、停電、雨漏りは当たりまえ。
●夏の夜は、かやを吊るして、うちわで扇いでいたっけ。
●冬は火鉢だった。
そして時代は、高度成長期に突入。
我が家にも便利な家電製品が、あれよ、あれよと増えていった。
豊かな時代になった・・・
たった戦後数十年、急激な高度成長期で、劇的に変わった日本。
日本の底力は凄いとは思っているが、以前からたまに思っていた。。
こんなに便利な世の中になって良いのかな?っと・・
何かを忘れてないのかな?っと・・