仕事の打ち合わせをしている時
かとうさん。
背後に前の部の部長の気配を察知しました。
通りがかりとかじゃなくてジッと動かずに
私に照準を合わせて背後に立っている。
大嫌いな前の部の部長。
普段からお互いに
目を合わさないよう努めてるのに
もしや、私の話が終わるのを待って
何か話しかけようとしてるのか。
やばい、嫌だ。
絶対に話しかけようとしてる。
私だけじゃなく
向こうも嫌でたまらないけど
やむを得ず話しかけようとしてる、
そんな息づかいを感じました。
かとうさん。
うー、いやだーー。
いやだけど、
はい、何ですかっ!
前の部の部長、マスクからの鼻息で
雪山で遭難した人みたいにメガネが真っ白に曇ってて
今日もちゃんと目を合わさずに済みました。