用件が済むと
自分の席に真っ直ぐ帰って行ったから
多少は見えていたのかもしれません。
用件っていうのは
缶詰を売りたいから
食品卸に勤めてる私の同級生を紹介してって話でした。
メガネを曇らせてまでして私に頼むなんて
よほどのことだろうから
ここはヒトハダ脱いでやることにして
すぐに同級生に電話して
久しぶりに話せて嬉しかった。
うちに売るのは難しいよ、って言われたけど
前の部の部長が連絡するからよろしくね、って
とりあえずお願いして
飲み会の約束もできたから良かった。
そしたら
なんか商談に進めたみたいで
お礼を言いにきた。
半年以上ぶりに目が合った。