何千年も生きている縄文杉を見て
「なんて自分はちっぽけなんだ!」と言ってみたい、
という夢がありました。
偉大な物を見れば
私も小さなことを気にしない
大きな人間になれるかな、なんて。
そして、人に優しい
心の広い人間にもなれるかな、なんて。
でも、縄文杉を見に行くには
険しい山を何時間も登らなければいけない、
というイメージがあり
運動不足で怠け者の自分には無理だと思っていました。
しかし!
屋久島の観光ガイドを見ていたら
“縄文杉トレッキング”って書いてあって
え?登山じゃなくて、トレッキングなの?
という何だか文字上のお手軽感に
いい気になりまして
母を誘って縄文杉トレッキングに挑戦した次第です。
さて、
私は
山は高尾山に2回行ったことがあるだけなので
登山グッズは全てレンタル。
一方、母は
山ガールが流行る10年以上前の
中高年登山ブームに乗っかっていたため
10年以上前の登山グッズを引っ張り出しての参加でした。
ところが
登山口で登山靴をはいてみたところ
なんと
靴底がべローンって!
完全にはがれているのでした。
お?!
もしやトレッキング中止か?!
屋久島観光かマリンスポーツに切り替えか?!
やはり大変そうだし、それも悪くないかも…
と思ったら
ガイドさんがゴムバンドで止めてくれて
さあ出発!
朝5時半スタートで真っ暗な森を
割と早足で進みます。
天気も良くて
楽しいガイドさんだったこともあり
思っていたより苦労せずに
10時過ぎに
縄文杉に会うことができました。
縄文杉は想像以上に大きくて
神々しくて温かい木でした。
帰りはゆっくり
お弁当を食べたり
コーヒーご馳走になったり
15時半に下山しましたよ。
母は
靴にゴムサンダルはかせたような状態で
よく歩きました。
ガイドさんが
「お二人とも子供の頃に運動していましたか?」
と聞きました。
大人になってから運動するよりも
子供時代の筋肉はたくましく残るそうです。
私は
小学校では影絵クラブ
中学は放送部
高校で生物部という
思い切り文科系ですが
毎朝、遅刻で
猛ダッシュしてたのが良かったか
夢をかなえて
一つ大きな人間になった私は
感動を伝えるために
留守番の旦那さんに電話しました。
が、
電波が悪くてイライラ。
人はそう簡単に変われないものです。
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