和希の欲張りな人生♪

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初心に返る

2011-09-11 23:58:08 | 芝居
今日、ある音楽大学の演奏会に行ってきました。
昨日に引き続き金屏風、またまた音楽的時間。
でもなぜブログカテゴリーを「芝居」にしたかというと・・・
女優として、初心に返れた一日だったからです。

自宅から2時間かけて行ったキャンパス。私は美大に行っていたので、なんか懐かしい感じ。

この週末、フェスティバルをやっていたようで、賑わっていました。

この演奏会。どうして知ったかというと、今舞台に活かそうと私が勉強中の箏。
どんな曲がいいかYouTubeで調べていたら、たまたま見つけた方がとっても素敵な演奏していて、
調べて調べてたどり着いたのが、この大学。「現代邦楽研究所」という学科で講師をされている方と判明。
和楽器を学ぶ科があるんですね~。俄然、興味がわき、勉強のため足を運んだのです。

学生が企画した二回目の演奏会だそうで、自分たちで作ったというプログラム、いいじゃないですか~(^^)


演奏はというと(写真は控えたのでありません)
んー、お上手!お上手の一言です。
ぶっちゃけ、舞台に何度も立っている人(すいません、私)にしてみたら、
もっとこうしたら、ああしたらと思う点はありましたよ。
でもね、皆さんの素直な演奏、ピュアな雰囲気!癖があまり無くて、欲もまだ強くなくて。
なんだろう、どうにも受け取れるし、イメージが膨らむ。
音楽って、芝居もですけど、見ている人の気持ちやシチュエーションによって、いろんな感じ方ができるじゃないですか。
表現者の狙いと反したりして。その狙いは、学生さん達にもあったとは思いますけどね。
人前で演奏することに慣れてなさそうな生徒さん達は、無心あるいは頭に楽譜、それしかないように見えました。
そんなこと言ったら失礼なのかな、でも今の私には調度良く、勝手に曲からイメージできる情景を思い浮かべて
楽しんでおりました。

ある曲は、子供を誘拐されて探し続ける女性・・・。映画「アマルフィー」みたいな。
ある曲は、武装した侍が走らせる馬の足音が続く重なる・・・。映画「BALLAD―名もなき恋のうた」みたいな。

ラストの全員合奏曲のテーマは「夢」だったそうですが、私は「探し物」って感じがしました。

私がここで前に出てパフォーマンスするならば、早歩きとキレのいい振り向き。その繰り返し。
エンディングには大きな見つけ物!デーン!なんだろ、地球!みたいな。

こういう音楽の聴き方、変でしょうか。昨日のビリバンさんのコンサートもそうでした。
ドラマチックな曲は何故だか涙が出たり、草原をイメージしたり、走り回る自分が見えたりします。
演劇との融合を考えているからでしょうか。そんな事もないと思います。
観る側・聴く側は自由です。自己満足な世界は見たくない。押し売りは拒絶するし、生理的に受け付けない空気もある。
だから、今日のようなピュアな表現は有りだな~と、つくづく思いました。

表現って、覚えたものを見せるだけでなく、魅せてこそプロ、ですね。
今日の学生さん達は、演奏者になりたいのか、指導者になりたいのか、解りませんが、
これからもっと人前で演奏する機会をもって、サービス精神を磨いていって、
変化していくんだろうなと、楽しみになりました。
偉そうに、いや、親みたいにすいません(^^;)

初心に返れた時間、演劇との融合が具体的にイメージできた時間、実りアリでした。
そんな時間をくれた大学の皆さん、留守番の我が家族、ありがとうございました。


その後、稽古場へ。即興の芝居は難し、難し。
次回公演に出演できる運びになったので、頑張ります!
復帰を待って下さっている方々へ、嬉しい告知ができます♪改めてUPさせていただきます。
今日もご訪問ありがとうございました(^^)/

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