無駄記

徒然なるままにモニタに向かひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく書きつくれば死ねばいいのに。

1月分

2025年02月09日 22時49分16秒 | 感想
1月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:3152
ナイス数:103

京伝怪異帖 (文春文庫 た 26-11)京伝怪異帖 (文春文庫 た 26-11)感想
主人公は山東京伝。駆け出しの頃からベストセラー絵師になる時間軸を各エピソードで語ってるんで、時系列的にはシリーズ一作目の前からその後半までなのかな。これ以外の作品では、蘭陽伝手に伝兄とか安兄とか語られるくらいなんで、そもそも本伝がどれよ?w感はあるんだけど、外伝ぽい位置ではあるのかな。謎解きとスーパーナチュラルの塩梅の巧さが、伝奇作家としての高橋さんの見せどころなのかしらね。お惚け迷惑天才源内の引きずり回されてる感wと、京伝のキャラ立てがしっかりと語られるので、物理的にも読みごたえあった。
読了日:01月01日 著者:高橋 克彦
源内なかま講源内なかま講感想
天才お惚け源内先生とゆかいな仲間たちw ゼニにうるさいにぎやかしお騒がせ凄腕ピエロ蘭陽と、意外に常識人の北斎パーティの源内里帰り話。この作品で新キャラ出るけど、やっぱ増え過ぎたんだろね。鬼若もちょっとだし、十返舎一九に至ってはこのあと出番なしw 旅モノにするのはキャラの登場数の制限だったね!
読了日:01月10日 著者:高橋 克彦
日雇い浪人生活録(十三) 金の妬心 (ハルキ文庫 う 9-13)日雇い浪人生活録(十三) 金の妬心 (ハルキ文庫 う 9-13)感想
どっちの嫁でショーを盛り上げる準備号ってことでおk?w でも市中探索の任務にあるくノ一が、ついクソヤロウにキレて報復して任務終了って、それ切れ者ぉ?感あったかな。左馬之介散々煽る割にはハニートラップの仕掛け手としては、芸妓を表仕事にしてた割に、案外そなたも初心よのぉなど思うw
読了日:01月12日 著者:上田 秀人
日雇い浪人生活録(十四) 金の足掻 (ハルキ文庫 う 9-14)日雇い浪人生活録(十四) 金の足掻 (ハルキ文庫 う 9-14)感想
一応、盛り上げ的には、しょーこりもない会津のバカ計画の連鎖攻撃ってことと、女中とくノ一のどっちの嫁でショーってことなんだけど、まぁ、うん、繰り返しなんで引き延ばしてるのは、シリーズオチの史実時系列に追い付いてないからなのか、大人の数字事情なのか、どう考えても田沼政権確立までの超長期シリーズになるでもないんだろうし、左馬之介の成長もソコソコ成ったし嫁取りエンドくらいしか考えらんないけど、その上を上田さんはやってくれるのかしら。今までのシリーズエンドは嫁取りオチが結構あったからねw
読了日:01月14日 著者:上田 秀人
日雇い浪人生活録(十五) 金の蠢動 (ハルキ文庫 う 9-14)日雇い浪人生活録(十五) 金の蠢動 (ハルキ文庫 う 9-14)感想
Σオォィッ!前回のクリフハンガー会津のバカ計画はどうなったよ!? 何で急に無頼の説明メインの回になるの?ワッケわかんねぇよ、もうw( ゚Д゚)ポカーン 悟空とフリーザ闘ってる時に、急にブルマがカエルになる話混ぜんなよw もう左馬之助は鈍感とか唐変木じゃなくてヘタレの腰抜け野郎なんだから、こんなせせこましい駆け引きみたいな引っ張りやめて、とっとと分銅屋が女中と所帯を持ちなさい(命令)とか、くの一もケツ乗せるだけじゃなくて据え膳w食って既成事実作れよ、もう。ってくらいカッタルもどかしさで、15巻目。長いw
読了日:01月17日 著者:上田 秀人
かげゑ歌麿かげゑ歌麿感想
取り敢えずシリーズはこれで全部なのかな。10年前でこれってことは続きはないのかしら。まぁ続いても続かなくてもいいような書き方ではあるけど、続巻がないのはやっぱり残念。話はシリーズ1作目からシリーズキャラの周辺人物の外伝的なの続けて、直接的には歌麿主人公で一作目に近い内容と位置で終了ってことになるんだろうけど、キャラ増え過ぎて収拾つかなくなった感無きにしも非ずかなw まぁ全部の話に全部のキャラの見せ場作ってなんて、ワンピじゃねぇんだししゃーないかw
読了日:01月19日 著者:高橋 克彦
鼠、江戸を疾る (角川文庫 あ 6-145)鼠、江戸を疾る (角川文庫 あ 6-145)感想
んー期待外れだったのかなぁ。赤川次郎ってことで軽い読み口ってのはよかったんだけど、こうエンタメに振れすぎっつーか、簡単過ぎるというか。初っ端から主人公が鼠小僧なのはいいけど、何のための盗みなのか、普段何してるのかそーゆーの全然なくて、エピソードキャラにちょっと絡んで悪いヤツから盗んでみたりやっつけてみたりで、なんかそういうストーリーの進行に都合のいい装置みたいなキャラなんだよね。妹にしても小太刀の達人はいいけど、悪人とはいえ簡単に葛藤なくぶっ殺してハイ邪魔者消えましたみたいなのは、ちょっとなぁってw
読了日:01月24日 著者:赤川 次郎
耳袋秘帖 南町奉行と死神幇間 (文春文庫 か 46-50)耳袋秘帖 南町奉行と死神幇間 (文春文庫 か 46-50)感想
このシリーズでもたまにあるし、風野さんの作品でもたまに見る、ちょっと動機がアレなひとシリーズともいうか。まぁ「心の闇」で一括りにしちゃうのも何か乱暴と言えば乱暴ではあるけど、それ以外に言いようはないのかな。当事者にしかわからない、あるいは本人にも分からないようなこともママあるよね、ってそういうごくごく上っ面の共感すら出来ないアレな部分に寄り添えるってのが根岸の強み魅力なんだろね。それはそれとして罪は罪、ってのもこのシリーズの魅力よね。
読了日:01月26日 著者:風野 真知雄
耳袋秘帖 南町奉行と酒呑童子 (文春文庫 か 46-51)耳袋秘帖 南町奉行と酒呑童子 (文春文庫 か 46-51)感想
割と初期の雰囲気に戻った感じしたかな。でも、犯人が酒呑童子像に当て嵌めすぎた感あって、いやソコにそれハメちゃうのは出来過ぎでしょw感なくもなく。
読了日:01月28日 著者:風野 真知雄
耳袋秘帖 南町奉行と逢魔ヶ刻 (文春文庫 か 46-52)耳袋秘帖 南町奉行と逢魔ヶ刻 (文春文庫 か 46-52)感想
殺人事件が終わって、土久呂が入って来たあたりからちょっと下火になって、主人公がちゃんと根岸になって、わんにゃんコンビとかしめ親分が出て来て、かつての読みごたえにもだったような気がしてるココ数冊って感じ。ところで、しめさんに限らず手フェチ女の話はママ聞くけど、あんまし職業人として厳しいく鍛えて故にガタの来た味のある手が好きて話はあんまし聞かない。大きくて筋張って絵的に「男の手」って感じの手なのかな。手って顔以上に割と表情があって、映画とか漫画とかドラマとか、まぁ大体フツーの会社員ならともかく、
読了日:01月31日 著者:風野 真知雄

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