熊大迷宮物語KB

かなり不定期でつまらない物語でも書こうかと思ってます。
画像はAIイラストつくろっ!アプリで作成しています。

2016年3月23日(水)

2023-08-04 22:24:00 | 日記

【熊大第3迷宮:大阪都問題難しい部隊】

「後少しの気がするんだけどなー・・・だめでした」

 目の前の扉の罠の解除に10分ぐらい時間をかけたが、解除することができず井上 晃は軽いため息をつきながら軽く美を振り、このように発言した。ここは熊大第3迷宮地下7階。本日も大阪都問題難しい部隊は、地下7階までやってきて、ボスの扉と思われる扉の罠解除を始めに試したのである。結果解除はできなかったが、井上は確かな手応えを感じているようだ。解除も時間の問題かと思われる。

「晃御苦労。次ぐらいかな」

 軽く肩をポンと叩きながら山田 茂が声をかける。他のメンバーも全員気にするなという表情を浮かべている。

「さてでは通常亜獣を狩りますかね。砂竜だけ注意な」

「了解!」

 指示を出した山田の声に、戦士の鈴木 智彦と佐藤 朋香が大きな声で返事をする。通路を進み、右側の扉を井上が調べると、扉の奥には亜獣が6体いるようである。それを聞いて、山田が指示し、鈴木が扉を蹴破った。扉の奥にはアラビア騎士が2体とアラビア魔術師が2体、ラクダが2体存在している。

「無効」

「吹雪」

 魔術師2体に対して堀内 由佳が無効を唱え、山中 彩子が吹雪を唱える。吹雪の呪文の効果により、魔術師は消滅する。戦士は現在山田がアラビア騎士2体を相手にし、鈴木と佐藤がラクダと戦闘中である。単体の実力は自分たちが上なので、ラクダ2体は難なく撃破し、この後3人でアラビア騎士2体を倒すことができた。

「物質回収します。お疲れです」

 そう言いながら井上が物質を回収に向かい、戦士は順番に堀内に回復を施してもらう。まだまだ無傷で探索とはいかないものだ。この後回復と回収が終わると再度探索を開始する。結局この日は地下7階の亜獣と4回戦闘を行い、迷宮を後にした。


2016年3月22日(火)

2023-08-02 21:36:00 | 日記

【僧侶鍛錬場:古市 道彦・川手 悠依・中城 奈津江・滝野 友紀恵】

「あ、古市君それ緑色じゃない?」

「本当だ。なんか抹茶みたい」

 古市 道彦の手のひらの上に浮かんでいる光球を注視しつつ川手 悠依が叫んだ言葉に、中城 奈津江も続けた。ここは午前中の僧侶鍛錬場。本日もたくさんの僧侶が鍛錬を行っている。本日も53期の僧侶は仲良く一緒に鍛錬を行っており、現在の課題は緑色の光球を出すというものだ。この緑色の光球は毒消しの効果あり、これがないと亜獣や罠の影響で迷宮内で毒に侵された場合に、帰ってこられる保証がなくなるのだ。なので、緑色球は僧侶の光球の中でも重要度が高いが、53期はまだ第1迷宮と第3迷宮の1階を探索しているので、毒を喰らう機会はまだないのである。

「やっぱり古市くんが一番だったかー。密かに先にできるのを狙ってたんだけどねー」

 多少悔しい評定を浮かべて滝野 友紀恵が笑顔で祝福する。古市は緑色球が成功したのと、3人の優しい声かけが嬉しく、3人に丁寧に礼をした。

「これで地下2階に降りても大丈夫だね。古市君のところはどう?そろそろブッチャークリアしそう?」

「うん。健介はもう終わってるからね。後2人ももうすぐだと思う」

 自分が所属するザ・ワールド時よ止まれ部隊の状況を分析し、古市が答える。この後、他の部隊の状況も共有することになり、まず川手のリンネの境界部隊は第3迷宮地下1階のボスであるモグラ戦の最中であることを説明する。そして中城のゲスの極み部隊も同じくモグラ戦中であり、滝野のドラゲナイ部隊はブッチャー戦中である。話した感じでは古市の部隊と川手の部隊が同じタイミングぐらいでクリアできそうであり、中城と滝野の部隊は比較すると少しクリアが遅くなりそうだとの結論になった。


2016年3月21日(月)

2023-08-02 01:10:00 | 日記

【おむらいす亭:中島 叶恵・富田 穂樽・大塚 瀬名・村川 梨花】

「あー、美味しかった」

「叶恵さん。ご馳走様です」

 満足げに言葉を漏らした富田 穂樽の後に、大塚 瀬名がお礼の言葉を述べた。ここはイオンモール熊本のレストラン街にある『おむらいす亭』。平日の午後14時ということもあり、そこまで混雑はしていない。本日中島 叶恵がイオンモール熊本で買い物をする予定だったので、高校を卒業して暇している富田と大塚、村川 梨花を誘って一緒に来たのである。もちろん移動は中島の車だし、食事も中島の奢りである。年が1つ上というのもあるが、中島は冒険者なのでお金には不自由していないのである。それに比べて高校卒業したばかりでバイトもしていない3人はあまりお金を持っているはずもない。

「いつも叶恵さんには出してもらってばっかりで申し訳ないです」

「全然いいのよ。お金は持ってるからね」

 済まなそうな表情を浮かべている村川見つめながら、中島は笑顔で答えた。正直冒険者としての収入はこの3人が想像している以上のものがあるのだ。

「私たちも冒険者になってお金ができたら、必ずお返しします」

「冒険者になれるかなー」

 ミルクティーを口に含んだ後で、富田が言葉を口にし、それに大塚が突っ込みを入れた。正直冒険者になれるかどうかは、その時の受験者のレベルにも寄るので、難易度は一概には言えないのである。ただ、富田も大塚も村川も両親ともに冒険者か元冒険者なので、自分達もなりたいという気持ちは人一倍もっているのだ。

「穂樽ちゃんありがとう。でも、返してくれなくてもいいよ。穂樽ちゃん達にお金ができたら正継くんとか陽菜ちゃんとか学くんに使って上げてほしい。今と同じ状況になってるはずだから」

 そう言って中島はレモンティーを口にする。3人はこの言葉を聞いて、中島の優しさに感動し、一段と好きになってしまったのを身にしみて感じた。


2016年3月20日(日)

2023-07-31 19:48:00 | 日記

【報告:桑野 絵梨花】

お疲れ様です。桑野です。

本日時点の各部隊の状況を報告いたします。

 

◆黒髪てへトリオ部隊7迷宮 529階探索終了

◆食べラー大好き部隊→6迷宮地下3階探索中

◆ホークス強いです部隊→5迷宮地下2階探索中

◆ワイルドだろー部隊→3迷宮地下5階探索中

◆東京スカイツリーーー部隊→6迷宮地下3階探索中

◆アベノミクス部隊→4迷宮地下2階探索中

◆セカオワいいよね部隊→2迷宮地下3階探索中

◆大阪都問題難しい部隊→3迷宮地下7階探索中

◆軍師官兵衛は悪くない部隊→1迷宮地下7階探索中

◆あさりちゃんお疲れ様でした部隊→3迷宮地下7階探索中

STAP細胞なんてなかったんや部隊→1迷宮地下5階探索中

◆ドイツサッカー半端ない部隊→3迷宮地下5階探索中

◆ありのままの部隊→1迷宮地下5階探索中

◆未来はそんな悪くないよ部隊→3迷宮地下5階探索中

◆何かあったら妖怪のせい部隊→3迷宮地下3階探索中

◆ジェリーよりトム派部隊→1迷宮地下3階探索中

◆アカツキは俺の嫁部隊→3迷宮地下3階探索中

◆花燃ゆが今一面白くない部隊→1迷宮地下3階探索中

◆白鵬強すぎ部隊→3迷宮地下3階探索中

◆ザ・ワールド時よ止まれ部隊→1迷宮地下1階探索中

◆リンネの境界部隊→3迷宮地下1階探索中

◆ダイエーが無くなって寂しい部隊→1迷宮地下1階探索中

◆ゲスの極み部隊→3迷宮地下1階探索中

◆ドラゲナイ部隊→1迷宮地下1階探索中

 

特記事項

・黒髪てへトリオ部隊が第7迷宮529階をクリアしました。

 

以上、ご確認お願いいたします。 


2016年3月19日(土)

2023-07-31 19:46:00 | 日記

【オーデン:中島 叶恵・川崎 健介・佐藤 文香・花岡 雅弘・古市 道彦・細谷 菜穂美】

「じゃあ健介のブッチャークリアを祝してカンパーイ」

「乾杯ー」

 ご機嫌な雰囲気で元気いっぱいの中島 叶恵の乾杯のコールで、他のメンバーも大きな声で乾杯と叫んだ。ここは熊本市街の銀座通りにあるビール専門店『オーデン』。本日もたくさんのビール好きで店内は満席状態である。ザ・ワールド時よ止まれ部隊も中島を筆頭にほぼ全員がビールを愛しているので、毎週と言っていいほど『オーデン』には飲みに来ている。中島に至っては『オーデン』が好きすぎて、街に買い物に行く時も、まず『オーデン』に寄ってランチを食し、その後サクラマチ“COCOSA”で買い物を終わらせ、その足でまた『オーデン』に向かい、ビールをしこたま飲んで帰るのである。中島はビール専門みたいなところがあり、ビール以外のアルコールを飲むことはあまりない。ただ、ビールに関してはありえない量を飲むことで有名であり、家飲みなどしようものなら缶ビールが何缶あっても足りないのである。この中島のアルコールの強さは父親から遺伝しているらしく、父親の中島 一州も冒険者組織内では酒にめっぽう強いということで有名である。冒険者達から酒神と呼ばれている前田 法重と唯一互角に飲み交わせる人物なのだ。

「叶恵は相変わらずすごいペースで飲むわね」

「基本ビール来たら次を注文をしてますからね」

 今日も絶好調の中島の飲みっぷりを見て、多少呆れ顔で佐藤 文香が言葉を漏らして、それに笑いながら細谷 菜穂美が答えた。中島の超ハイペースに男性人である川崎 健介と花岡 雅弘、古市 道彦はついていこうとしていたが、すでに花岡と古市は脱落している。川崎も頑張っているが、そろそろ限界であろう。

「よし、じゃあ準備運動は終わったから本格的に飲むことにしようかな」

 頑張ってついて行っていたが、中島のこの言葉でポッキリと心を折られた川崎は、この後はのんびりビールを楽しむことにした。