年明けの命日が来ると5年が過ぎ、6年目が始まる
いつもこの時期には娘の親友が来てくれて一緒にクリスマスを祝う
今年もそうだった
私は今しているボランティア活動を卒業する予定だ
といってもいろいろあって来年度中は無理だと思っている
そのことをボランティア仲間に明日明後日の内に伝える予定・・・
思いは複雑・・・でも心は決まっている
一番支え合ってきた仲間に一番最初に話そう
でも、一番ショックを受ける相手だ
それでも、彼女に対しては誠実な自分でありたいと強い思いがあるから
最初に話そう
ボランティアを辞めることを娘の親友に話した
彼女は「次は何をやるんですか?!」と・・・私の性格をよくわかってるわ(笑)
「もうやり始めてるのよ」と親の会を始めていることを話した
主人も親の会のことは応援してくれている
自分が参加しようという気持ちはないみたいだけど時々様子を聞く
その中で、親は自分を責めてしまうね、ということをよく話す
「責める」・・・親友は娘が倒れたときに一緒にいてくれた子
娘を助けられなかったと自分を責めてはいないだろうか・・・いつもいつも気になっていることだった
5年近く口にしなかった言葉を話した
「私はそこにいても何もできなかった、救えなかった、って自分を責めないでね」
「あなたを選んだのよ、安心していたと思うわ、本当にありがとう」
彼女はただ涙ぐんで黙って笑って頷いた
それだけで充分だった
まだ会話をするまでには彼女の心は癒えてなかった
でも、それで充分だった
気になっていたことがやっとやっと伝えられた
5年が過ぎようとしている今・・・やっと
やっとできること、このタイミングだからできること
それは過ぎてみないとわからない
ふりかえってみると・・・あしあとが見えてくる
私がボランティアを辞めようとしていることを仲間は今日は誰も知らない
重い気持ちで年越しをする人を作ってしまう
でも、でも、伝えないといけない時が来ている
不変は、不変であることは、何もない
全てがいつもいつも変化している
私もその中の一人の存在である
嬉しくも、哀しくも、切なくも、全てに変化が存在する