至学館高校の校歌が話題になっているらしい
夏の高校野球:愛知代表の至学館 異色の校歌に注目集まる
甲子園練習で整列し、校歌を歌う至学館ナイン=阪神甲子園球場で2011年8月4日、岡大介撮影 全国高校野球選手権大会に初出場の愛知代表、至学館の異色の校歌が注目されている。「夢追人(ゆめおいびと)」と題された歌は、ドラムやキーボードの演奏が入ったポップ調。「どうしてかな熱い涙が止まらない」と青春の思いを伝える歌詞に校名は出てこない。インターネット動画投稿サイト「ユーチューブ」では、70万回以上再生されるなど反響が大きい。「校歌を全国に広めよう」と、選手たちは8日の初戦での甲子園初勝利を誓う。
中日新聞論説委員、飯尾歩さん(51)が作詞・作曲した。取材を通じて知り合った中京女子大(現・至学館大)出身の女子レスリング選手、伊調千春さんが04年アテネ五輪で銀メダルに泣いた時、励ますために歌を作ったという。中京女子大付高が05年に共学化、至学館に改称した際、新校歌になった。
アテネ五輪をきっかけに作られた歌詞は「カシオペア」「オリンポスの丘」とギリシャ神話をイメージさせる。「あんまり先を急がないでね」と優しく呼びかけ、「一番高い所に登って一番光る星を掴(つか)んだ」と、スポーツの勝利を連想させる表現も。
愛知大会を勝ち進むナインが校歌「夢追人」を歌う様子がテレビやインターネットで流れると、ネット掲示板では「アニメソングのようだ」「カラオケで歌いたい」などと評判に。複数のレコード会社から、同校にCD化の打診があるという。
飯尾さんは「もともと校歌として作っていないので珍しいのだろう。ただ、立派な戦いを見せたナインが歌ったからこそ話題になったと思う」と話す。
エースの岩田遼投手(2年)は「この歌が流れればすぐに至学館と分かる。甲子園で勝ち、校歌を歌って広めたい」と意気込む。至学館は大会第3日の8日、第4試合で東大阪大柏原(大阪)と対戦する。【岡大介】
2月に昨夏のエースの桐林さんが交通事故で亡くなったそうだ
仲間の彼へ思いはとっても強いだろう
ご両親もいつも練習に足を運び応援し続けたと・・・
心は泣きながら、それでも、仲間に息子さんの姿を重ね、せめて、と思う毎日だっただろう
相手校の愛工大名電も同じ状況があったようだ
勝ったチームと負けたチームと、報道は時に非情だなぁ・・・
どちらの選手も、他の高校の選手も、みんなみんな一生懸命やってきた
胸を張って「また頑張るよ!」と生きて欲しいなぁ
さてさて今日の第3試合

◇至学館の校歌「夢追人」の歌詞
夢追人
一番高い 所に登って
一番光る 星を掴んだ
一番辛(つら)い 道を選んで
一番強い 心をまとった
海を渡る 風が吹いた
カシオペアが 近くに見えた
夢を追い続けた そしてここまで来た
でもどうしてかな熱い涙が止まらない
うつむきかけた時 君の顔が見えた
差し出された白い腕が翼に見えた
いろんなことを 経験したね
あんまり先を 急がないでね
いろんな人に 巡り会えたね
そんな旅なら 悪くはないさ
オリンポスの 丘の上から
女神様の 歌が聞こえた
夢を追い続ける もっと遠くへ行く
でもどうしてかないつもみんなにいて欲しい
一番星よりも 夏の星座が好き
君がいれば夜を越えて銀河になれる