心のままに

初心が思い出になっていく時

先日の親の会でお話ししていたことがあります。

「初心忘れるべからず」と言われるけれど、私は「初心は忘れてもいい」と思っています、と。

今、あの時からのふりかえり作業をしながら、改めて会への思いを見つめ直しています。

明らかに私だけの思いではなく、皆さんの思いがギューっと詰まったものであり、本当にありがたい道を歩ませていただいてると感謝しています。

 

私が忘れっぽいのか、今に必死になってしまう癖もあるのですが、会を立ち上げた思いは、今、思い出の中に存在することも事実です。

「今、ここ」に何があるかと言えば、そういう歩いてきた道を見つめている私なのです。

変化の流れの中に存在しないものは何一つないのだから、変化をしながら「今ここ」に生きるのだから、

だから「初心」は大切であるけれどそれにしばられることなく「今」を優先していいと感じています。

 

でも、振り返ると「初心」はものすごい存在感です。

そして、今も大切にしたい思いはその中にあります。

初心は忘れてもいい、熟成されて今の中に必ず存在するからこそ、忘れてもいいと私は思うようになったのです。

で、もしかしたら、一瞬一瞬が初心になっているのかも、なんて思います。

 

それにしても、親の会を立ち上げてから3年4ヶ月、たくさんの人に出会い、たくさんのことを感じ、たくさんの思いがけない道を歩み、ここまでこれたことに、一人で感動しています(笑)

卒業したボランティア、みんなの中では年齢的にも私は最後まで活動を続けるだろう一人だと誰もが思っていたその活動を辞めて、親の会へ移行していくなんて自分でも驚きの展開でした。

加えて、セラピストとしての道も歩むようになるなんて、生きるっていろいろな経験がありますね。

ボランティアは好きな活動でした。

でも、充分に思い残すことなく活動できたお蔭で、今はすてきな思い出になっています。

それにしてもあれだけ一生懸命にやってきたことを辞めるなんて、娘を見送る体験の大きさをひしひしと感じます。

また、そのタイミングが、それも計らいの中にあると感じます。

 

8年半前の辛い辛いできごと、それを大切に私なりに熟成させていく毎日です。

「辛いは過去形ですか?」と問われたら、やっぱり「現在進行形です。」と答えます。

でも、そこから生み出されるものがあることも許していけるようになりました。

一緒に歩いてくださった人たち、一緒に歩いてくださっている人たち、心から感謝します。

ありがとう~~~~~

この後もいろいろなご縁に恵まれながら歩いていけることにも感謝です。

 

あ~本当に本当にありがとう

ひとり感動しながらのつぶやきです。

読んでくださってありがとうござました~

 

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