高3の夏、私は進路を迷っていた。
高2からオープンキャンパスにも行き、なんとなく決めていた学校が他にあった。
けれど、高校3年の夏休み、友達と話していて考えが変わった。
「ん?この専門に行って将来何に役立つ?」「周りの友達は夢があって、それに向かってる。」
「それなのに自分は趣味のためだけに進学先を選んでる。」
と自分が恥ずかしくなったのだ。
その日の夜、わたしはお母さんにこう言った。
「専門やめて、短大行きたい。」
するとお母さんは、「良いと思う。」
と応援してくれた。
進路を変更したのは3年の夏でぎりぎり。
高校で担任の先生との面談、そこで私はキッズビジネスコースの存在を知った。
しかも新設のコース。とても興味がわいた。
理由は、
私は保育士になりたかった。それは小学生のころからの夢だった。
理由はとにかく小さい子どもが好きだから。
けれど高校に入り現実的に考えて自分には保育士は向いていない、と諦めていた。
でもずっと子どもは好き、子どもと関わる仕事、、、保育士しかないのかな、、
と考えていたところだった。
お母さんは保育士になればいいじゃん。と簡単に言う。
今でも変わらず子どもは好きだし、子どもと関わる仕事がしたい。けど保育士ではない。
そこで出会ったのがキッズビジネスコースだった。
子ども学科だけど実習がない、子どもについても学べるし、ビジネスのことも学べる!
自分が就きたいのは保育士ではない、
けれどだからと言ってこれという就きたい職業もなかった。
実際のところ、
ただ子どもについて学びたい。子どものことを知りたい。けど自分が目指す先は保育士ではない。
取れる資格はこれといってないけど、
ただ子どもについて、好きなことを自由に学べる、そんなキッズビジネスコースに惹かれ入学を決めた。
そして入学してから2ヶ月が経った。
私はみんなと違って夢も、特別魅力的に感じる職種も何もない。
私は「ただ子どものことを学びたい。」という理由でこのコースを選んだに等しい。
「子ども関係の企業に就職したい。」
なんて、そんなことは今まで考えてこなかったのが理由だと思う。
今の時点ではどんなに考えても進みたい方向が決められない。
自分が社会に出ることが想像もつかないから。
先生は無理に決めなくていい。という。
確かにどんなジャンルに興味があるか決まっていないことで、
視野が広がって新たに自分の強みに気付けるかもしれない。
就職なんて遠い未来のことだと思って焦りもせず、自分の将来なのに考えることから避けてきていた。
きっとあっという間に2年生になってしまう思う。
自分のために将来について、自分がやりたいことを見つけ、
少しずつ自分のペースで考えていこうと思う。
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