温氏の生き残りと 瀕死の温寧を連れ、 窮奇道を後にする魏嬰の前に 藍湛が待っていた。 魏嬰の決意と覚悟の前に揺らぐ藍湛。 間違っているのは誰なのか。 改めて問われ、 藍湛は天灯の誓いを思い出す。 覚悟がなかったのは自分だと。 予感のとおり 魏嬰は独り、自分の信じる正義のため、 自分とは別の世界に行ってしまった。 家規に縛られた自分に 苛立ちを感じ始める。 間違っているのは誰で、 自分はいったい どうしたいのか。