昨今イジメが話題ですが。

昔からあったよ。
アタシもどちらかと言えば虐められてた方だ。

アタシは虐めるのも虐められるのも興味なかった。
でも人の気持ちを考えられない人間もいるのは確か。


子供が虐めに加担してたなら
親は恥じるべきだ。
最近の親、
羞恥心がなさ過ぎる奴ら多すぎだろ。
オメーらはいいかもしんないけど
子供に羞恥心だけは教えろよ。


『人間』であるなら
虐めるとかそう言うのは
止めた方がいい。
改めて自分が『人間」として生まれた事を
再確認したほうがいい。

昔、夜店の金魚すくいで８匹金魚を捕まえて来た。
最初は小さかった金魚達だけど
金魚って食べさせれば食べさせるほど大きくなる。

最初４ｃｍ位だった金魚が２０ｃｍ位に…。

その中で片目が潰れた
でも金魚の中では一番綺麗な尾びれを持った小さい金魚がいた。

その金魚は片目が見えないからご飯があまり食べれず
同じ時期に買って来たのに小さいままだった。

ある時一番デカくなった金魚が
その小さい金魚を追い回しているのに気づいた。

小さい金魚の鱗はボロボロになって
いつの間にか傷だらけになっていた。

弱い個体は自然の中では弱肉強食。
虐められて食べられて当たり前なんだろう。
でもなんだかその大きい金魚が
仲間を追い回した上、
体を傷つけたのがアタシは許せなくて
捕まえてギュって手のひらで握ってやった。
小さく『キュウ』ってなんか言ってたよ。

腹立ってすぐに水に投げ返したけど
怒りがおさまらなくて
それ以来金魚は飼っていない。
金魚は集団で飼うもんじゃないな。

その後小さい金魚は１匹だけで
小さい水槽の中で過ごしてもらった。

小さい金魚は大きい金魚に一日中追い回されて疲れきってて
１匹になってから
毎日太陽を浴びながら
キラキラした水の中でのんびりユラユラ過ごしてた。

それから数日して仕事から帰って水槽見ると
水面に浮かんで死んでいた。

少しでも死ぬ前に心が安らいでたならいいと思った。


『人間』は脳髄の小さな金魚じゃないでしょ？

大きな脳があって考える能力もある。
他人を傷つけるために脳を働かせるんじゃなく
傷つけないために働かせるのが
『人間』に出来る事なんじゃないかな。

人も動物も傷つけない。

決して自分のストレス発散の捌け口にしない。

アタシはそういう『人間』でいたいと思ってる。
せっかく『人間』として生まれたんだからさ。

もう少し自分がされたら嫌な事
相手の気持ちになって考えるって事

考えようよ。って思うよ。