高校のオリエンテーション

桜も３分咲き位になっていると言うのに、

急に寒くなり、震えながらのオリエンテーションでした。


この学校は、私の管轄なのでしょっちゅう来てます。

だけど、今日はちょっと違う。

保護者で来たんだから・・

でも、西の山から雪が舞い「まあ、寒いこと」

子供の顔は、全く興味なし・・

保護者は・・・あらあら知っている方が違う市町村でも居た。


手作りサークルで一緒だった、Kさん。

会社で一緒だった、Mさん。

ふーん、みんなここなんだ。



色んな説明を聞く。

思ったより、授業料が安かった。

これはとってもうれしかった。


他の高校は、保護者は行かないけど【大概の高校は今日がオリエンテーション】

この学校は保護者同伴で、私みたいな初めて高校に出す親は

不安がたくさんあるけど、一緒に説明を聞くことで色んな部分が

納得もいくし、安心できる。

しかも、教科書、辞書などの必要品は生徒自身がお金を出し買う。

親は、その間他の説明を聞いていた。



娘は、「こーんな底辺校」と言って馬鹿にしたようなことを言うけど

【プライドの高い人の一種の病】

私は、この学校が気に入った。

私の方が、三年間学校に通うような気分になってしまっている。


自分の身の丈にあった、高校を選ぶのも正しい選択だと思う。

我が家の場合、゛通信制゛でもおかしくない状況だったし

こうやって娘がオリエンテーションに来ていること自体が

奇跡のようでうれしい。

駄目なら駄目で、それでも私は良いと思うし・・

正しい道などあるわけでもないし、ましてや道が１本しかないわけでもない。



二年前の私は、娘が自分の母校出るのが夢だった。

けれど、娘は娘自身だし何も私の母校だけが良いわけではない。

押し付けたつもりも無かったけど、結局はいろんなことがあった。


でも、苦労した分私も他の人よりもたくさん勉強した。

そしたら、弟の同級生だった奥さんと話す機会があり

やっぱり゛不登校゛で苦労したとのこと。

少しうれしかった。

私の大変だった部分を判ってくれる人が居て・・・



当たり前の様に、オリエンテーションで座って説明を聞いていても

その心中は、120の親と生徒が居ればそれぞれの心中があるのだろうな・・と。


娘は帰ってきてから、課題の宿題をしていた。

「人を馬鹿にした様な問題だ」と、憤慨しながらも

勉強している。



以前、友達のMさんが言っていたお子様の状況を思い出しながら

゛ははは・・、我が家も一緒だ゛と、可笑しくなった。