うたたね猫のお気楽生活【復活版】

ビーズに家庭菜園、バラに読書・・多趣味すぎてお金もありませんが、それでも毎日元気で生きてます。

居眠りをしていたら・・・

2011-10-12 23:18:08 | Weblog
明日は、私がお手伝いをさせて頂いた方のお葬式です。


うとうとしたら、私は「あの家」の中にいた。

そして、いつもの様に「Sさん」が椅子に座っていた。

そんな当たり前の仕事風景がなんだか突然に消えてしまった。


この仕事をしていると、未来は無いんだけど

それでも「Sさん」はまだお若い方だったので、こんな日常が

あと何年も続くのだろう・・と、勝手に思っていた。


入院して帰ってきて、そして突然に消えてしまった。

私が入る前の日に突然亡くなってしまったので、

私は入院前に30分だけ「お弁当を買う」仕事をして、

「帰ってきたらお願いしますね」と言って帰らせて頂いた。

その時・・今思い出したけど、

「帰ってこないかもしれないから」と、冗談交じりで言っていた。

私は「まさかそんなこと」と、本当に悪い冗談だと思って

玄関を後にしたのに・・・

今思うと・・・なんだろう、、変な後ろ髪を引かれる様な

思いが玄関先に残ってしまっている様な気がする。

これを書いていたら「思い出した」んだけど・・


だけど、さらりと私は帰ってきてしまったので

「その思いすら」思い出せない。


ああ・・あれが最後となるなんて。。

なんて細かい人なんだ、と「ぶつぶつ」怒ったこともある。

本人を前にしてなんて絶対に言わなかったけど、無口になったことも。

引っ越したばかりの時にお風呂をきれいに洗ったら

とても喜んでくれた。

私もなんだかうれしかった。


色々一人暮らしについて研究していた方なので、

食材の保存方法などとても勉強になった。


明日はお葬式・・

私のとろとろしている゛夢の中゛にも現れるなんて・・

何か「言い忘れたこと」があったかな。

今度生まれ変わったら、丈夫な体で長生きして欲しい。

どんな亡くなり方をされたのかそれすら私は知らないけど、

(悪い話もうわさで聞くけど・・)

だけど、人には絶対に迷惑をかけない方だったので

私は、知らずうちに眠るように天に召されてしまったのだと思っている。


食べたかった、卵のカツどん・・たくさん食べてください。

そして、天国でもモーツアルト聞いてくださいね。


お世話になり、ありがとうございました。

(きちんとお別れの挨拶をさせて頂いてなかったですね。)


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2 コメント

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生きるということ (sarann)
2011-10-13 02:42:09
おひさ。寒くなったね。
今 桜町病院ホスピスで有名な山崎章郎先生の「自分らしく生きるということ」を読んでいるの。
死を意識したとき生が輝くということはよく言われることだけど
日ごろ意識することはほとんどないわ。
でも自分がだんだんいろんな事に頑張りがきかなくなったと感じるときや
親の老いを感じるときに、それに近いものを感じるときがある。「今を、あの時はまだ幸せだったんだなと感じる日が来るんだんな」と。
そしたら親の老いに関するイライラしたことも、少しは仕方ないとか許せる気持ちになるのね。
本の中で、死を感じると何気ない日常が輝いてかけがえのないものに感じると言っている。
時々自分お老いを感じるとき、残された時間の短さにびっくりするわ。
ある人が書いてた。20代青春の中にいるとき、それがずっと続くかのように錯覚していたと。
そう。いつから残り時間を考えるようになったかな・・・
そんなことを考えるから、日々を普通に幸せに暮らすことが大切と考える。
泣くことも 怒ることも 痛いことも おいしいことも 悲しいことも 楽しいことも それは生きているから、周りの人と心を通わせているから感じることなんだ。
今私にできることをやる。今やりたいことをやる。それが大事。と思っている。

その方ときんたちゃんは
お客様とヘルパーさんとしてだけでなく
ちゃーんと「きんたちゃん」という人心通わせていたのね。
思いを残したというより、感謝されていたんだと思うよ。きっといい仕事したんだよ。


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sarannさん~ (きんた)
2011-10-15 00:17:31
こんばんは。

尊いお言葉をありがとう。
なんていうか・・こんな長い文を書くこと
だって大変なのに、本当に色々考えさせられる
長い文を頂いて、本当に感謝です。

私も20代の時は、こんな自分がずっと続くと
錯覚してました。
だけど、先日100年カレンダーを目にした時
自分の生の短さを改めて目にしたと
言う感じがしました。
後残りの元気でいられる時間の方が少ない。
すごく「あせり」と「冷や汗」が出ました。
子供の成長ばかりを気にかけていたら
自分が自分でいられる時間があまりなかった。
その時間を含めてすべて「自分」なのだけど、
なんだか悲しい気がした。

それと同時に今元気で居てくれる゛親゛に
しても後どれくらい私の親で居られるのか・・

こういう仕事をしていると、本当に
「生と死」と「自分らしい生き方」って
考えさせられます。
゛重い仕事゛だなあ・・と。
かるーい自分がなんと、゛重い゛仕事を
していることか。。
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