１月１９日（水）

　今朝は寒さも少しましでしたが、日中もあまり気温が上がったようには思えない一日でした。しかし、気温は平年並みということですから、普通の１月はこの程度の寒さなのですね。

　朝の体育館は冷え込んでいてずい分と寒いのですが、今朝は生徒集会を行いました。

　毎年、この時期の生徒集会では、阪神大震災についてお話しすることにしています。

　阪神大震災は、１９９５年、平成７年の１月に起こりましたが、今の３年生は平成７年４月以降に生まれていますので、中学生は誰一人この震災を知りません。１６年という歳月はずいぶんと長いのだと改めて思います。

　今年は、神戸市の慰霊祭で遺族代表であいさつをされた小河昌江さんの「感謝の種」というメッセージを紹介しました。

　「『感謝』には『種』があると思います。誰かに感謝の気持ちを持った時、自分の心には感謝の種がまかれ、その種はやがて育ち、花を咲かせ、実がなり、そして又種を作り、その種は違う誰かの心にまかれ、又花を咲かせていくのだと思います。」と小河さんはおっしゃっています。

　人に優しくされたり助けられてりして感謝の気持ちを持った人は、他の人に優しくしようとするのでしょう。

　今、伊達直人を装ったたくさんの善意が報道されていますが、その善意を受けた人も、また違う誰かに善意を表していくのでしょう。
　そうして、日本中が、世界中が「感謝の種」でいっぱいになれば素晴らしい世の中になっていくことでしょう。


今日の生徒集会の様子