迫害13年 数多の法輪功学習者が消息不明
迫害13年 数多の法輪功学習者が消息不明
【新唐人2012年10月19日付ニュース】先日、米国連邦議会の議員106人が連名で米国務院にアメリカが掌握している中国共産党の法輪功学習者に対する臓器狩りの証拠を公開するよう求めました。中国での法輪功学習者に対する弾圧はすでに13年間続いています。この期間中、あまたの法輪功学習者が行方不明になり、家族らは臓器狩りの犠牲者になっているのではないかと、絶望の日々を送っています。
四川省の成都理工大学の卒業生で大連市に居住していた付貴武(ふ きぶ)さんは、2000年初め、成都に仕事を探しに行ったまま、消息が途絶えています。
近日、我々は付さんの母親と連絡を取る事ができました。付さんの母親によると、2000年当時、付さんは14冊の法輪功の書籍を持って家を出たそうです。息子は恐らく、もうこの世にいないのではないかと、声を詰まらせます。
付貴武さんの母親
「この10年間をどんな心境で過ごして来たか・・・息子はもうこの世にいないのかもしれない。彼ら(当局)に殺され、心臓やら肝臓やら盗られたかもしれない。あの時期は一番厳しかったです」
山東省煙台市の賀秀玲(が しゅうれい)さんは2004年3月、当局に拘束されていた期間中、脳膜炎だとして煙台市毓璜頂(いくこうちょう)病院に送られました。まだ息が絶えていないにも関わらず、死体安置場に送られ、腰には包帯が巻かれていたそうです。遺族は腎臓を摘出されているのではと、疑っています。
その後、地元の"610弁公室"は10万元の口封じ料で和解を求めましたが、賀さんの夫に拒否されました。しかしその後、夫の徐承本(じょ しょうほん)さんも洗脳班に拘束され、不明薬物を注射されるなどの迫害を受け、結局2年後、死亡。
煙台市毓璜頂病院は法輪功学習者からの生体臓器狩りに関与したとして、2006年、"法輪功迫害真相聨合調査団(CIPFG)"によって追跡調査対象の病院にリストアップされました。
アメリカ在住の劉桂芙(りゅう けいふ)さんも、北京女子強制労働収容所に監禁されていた際、臓器狩りの対象になりかけたと話します。
在米中国人 劉桂英さん
「1ヶ月の間6回も血液検査をして、私の臓器を調べていました。体重を量ったとき、10日間で7.5kgも体重が落ちたことが原因で臓器を取られずに済みました」
2006年3月、瀋陽市蘇家屯(そかとん)の病院で生きた法輪功学習者から臓器を摘出していた事が初めて暴露されました。同年7月、カナダの元国会議員デービッド・キルガー氏と人権派弁護士デービッド・マタス氏が独立調査チームを結成。その後調査報告書を発表し、中国での臓器狩りは真実であると指摘しました。両氏は国際社会に中国の現状を知らせるため、世界中を駆け回っています。このたび、キルガー氏の緊急来日が決まり、10月26日、東京で記者会見を開く予定です。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2012/10/16/a780929.html(中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)