日系村田製作所広州工場で1000人のストライキ
日系村田製作所広州工場で1000人のストライキ
【新唐人2012年6月20日付ニュース】中国広東省にある日系村田製作所の広州工場で、労働者1000人が低賃金や過酷な労働条件に抗議して14日から、ストライキを起こしました。
広州市の経済技術開発区にある村田電源技術公司の労働者1000人が、14日からストライキを起こし、賃上げを求めました。18日、工場側と交渉が行われました。
村田電源技術公司職員
「基本給は6月1日から、すでに1500元に上げました。年齢給と資格給は別途加算します。彼らが出勤しなかったのは他の事があったからでしょう」
中国ジャスミン革命ネットによると、労働者に対する工場の管理は過酷なほど厳しかったそうです。たとえば、就業中にトイレに行く時間は5分を越えてはならず、さらには一枚の離席票を数十人が使っていたそうです。また、基本給が上がったとしても、物価の高い広州で生活するのは厳しいといいます。
深セン当代社会観察研究所 劉開明所長
「広州の都市部の給料は4700元です。多くの農民工は苦労しても、月1000元余りしかもらえません。出費は都市の人よりも多いです。家もなければ、何の保障もないからです」
中国の戸籍制度によって、農民工は都市部で働いても社会保障はありません。劉さんは、今回のストライキは労働者らの熟考の上の決断だったと示します。
深セン当代社会観察研究所 劉開明所長
「彼らがストを決起したのは工場に残りたいからです。ただ労働条件に不満があるので、理性的な判断で、スト 談話の形式で、待遇の向上を求められると判断し、ストを決めたと思います」
また、中国の沿海地区で労働力不足が続いている中、村田電源の労働者らが職を離れないでストの形を取ったのは、企業に未練があることを示しているとも述べました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2012/06/18/a719173.html.(中国語)
スト,日系企業,労働力,賃上げ,
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます