習近平氏 米との会談取り止め 真の原因は
習近平氏 米との会談取り止め 真の原因は
【新唐人2012年9月10日付ニュース】9月5日、中国の習近平国家副主席はクリントン米国務長官、シンガポールのリー・シェンロン首相やロシア代表団など多くの国の政治要員との会談を取りやめ、外界の推測を引き起こしています。中国共産党のこの挙動は、同党の重大な"外交事故"であり、周恩来の残した教訓、"外交に小さなことはない"の原則に違背しているとアナリストは見ています。
習近平副主席のクリントン国務長官との会談取りやめは、背部の負傷が原因との説もあれば、第18回共産党大会の準備工作に問題が現れたからだとの説もあります。
時事評論家の林さんは、会談取りやめの情報を聞いて非常に驚いたと示します。これは中共にとっては重大な外交事故であると述べます。
時事評論家 林子旭さん
「『外交に小さなことはない』 これは周恩来の言葉です。18大の前に、中共の『王位継承者』が突然連続して3つの外交活動をキャンセルしました。中には米国務長官との会談も含まれているうえ、正当な理由が何も出されていません。これは中共の歴史上極めて珍しいケースです。実は今はまさに習近平が指導者の風格を示す良い時期ですが、彼はかえって理由のないキャンセルをしてしまいました。この背景にはきっと何か大きなことがあるのだと、私は確信しています」
香港紙アップルデイリーは、習近平氏が北京の301病院に入院していると伝えましたが、入院理由についてはいまだに正式に伝えられていません。
もしも身体が原因であるなら、病状あるいは怪我の程度は軽いものではないと林(りん)さんはみています。
時事評論家 林子旭さん
「みなが知っている通り、中共官僚は動くことさえできるのなら、このようなニュースを簡単には出しません。江沢民は「しかばね」寸前でも、まだ至るところで格好をつけていました。黄菊副首相が死ぬ前も無理して両会に参加しました。もし習近平が健康が原因で違約したのなら、病気でも怪我でも軽いものではないはずです。でなければ、政府メディアも隠す必要はないでしょう」
もしも身体の問題でないのなら、習近平氏は面倒なことに直面している可能性があり、それは18党大会での序列に直接関係あることかもそれないと分析。もし誰かが習近平氏を処理したいと思っているのなら、それはきっと周永康、江沢民派の人物であると推測します。
時事評論家 林子旭さん
「前から出ている情報ですが、薄熙来と周永康が手を組み、習近平を亡き者にしようとしていました。今は18大間近で、江沢民派は存続のために、どんなことでもやりかねません。その中から生き延びるチャンスを探しているのです。1ヶ月もすれば、18大が開催されます。この前後にどのようなことが起きるかは、我々の想像を超えるものかもしれません」
アメリカコロンビア大学の政治評論家の李天笑さんは、今回のクリントン米国務長官の訪問を、南シナ海、シリア問題についての会談ではなく、18党大会前に、次期指導者とのつながりを作るためであったと分析。これと同時に、共産党指導層は王立軍が米国に対しどれだけの情報を渡したのか、例えば、共産党上層部の内幕や生体からの臓器摘出などの驚くべき犯罪行為のようなことについての真相をどれくらい伝えているのかを知りたがっている。このため、江沢民派は懸命に阻止したのだと推測します。
コロンビア大学政治評論家 李天笑さん
「ヒラリーは最後のチャンスを使い、これらのものを次期中共後継者に、真相を引き渡すつもりだったのかもしれません。このため江派はあらゆるチャンスを利用して、阻止したのかもしれません。もし暗殺や謀反が策謀されていたならば、それはきっと背後で江派が災いしているでしょう」
また、中国共産党の内争のキーポイントは生体臓器狩り問題にあると指摘しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2012/09/07/a760249.html. (中国語)
(翻訳/赤平 ナレーター/萩野 映像編集/工)
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