薄熙来処分に張られた伏線 危うい周永康
薄熙来処分に張られた伏線 危うい周永康
【新唐人2012年9月29日付ニュース】先日の報道で、評論家の文昭さんが薄熙来案件はここ数日で結果が出るかもしれないと推測しましたが、その翌日薄熙来が司法機関へ送られるとの情報が伝わりました。薄熙来の罪名の中には「他の犯罪問題への手がかりを発見した」とありますが、これは何を意味するのでしょうか。文昭さんにお聞きします。
司会者
こんにちは。
谷開来と王立軍は検挙と摘発で手柄を立て、軽い判決になり、罪を認める態度もよかったとされています。外界は彼らと当局が前もって協議を行ったと見ていますが、薄熙来の場合はいかがでしょうか?
時事評論家 文昭さん
王立軍と谷開来に対するような協議の空間は薄熙来にはないと思います。協議の目的自体が「薄熙来」だったからです。薄氏の党籍と公職を剥奪し、これらの罪によって彼の運命はほぼ決まったことになります。なので、彼には手柄を立てるなどのようなことはありません。その上薄熙来が罪を認めるとは思えません。認めなくてもかまわないでしょう。江青と陳希同のときも罪を認めないまま判決を下したからです。
今薄熙来への処分を決めたことはその支持派を倒すための重大な進展で、権力闘争の他の面でも現れるでしょう。今 問題のポイントは薄熙来案件が如何にもっと深い方向へ発展するかです。新華社が罪名を発表しましたが、例えば組織の規律違反、人を間違って登用、多数の女性との不適切な関係、これらは皆党紀違反で、殺人事件の隠蔽と経済問題は刑事犯罪です。面白いのはこの一言です。「調査中、その他犯罪問題の手がかりを発見した」。これでまた大きな空間を残しました。
ではこの「その他の問題」とは多分以下の問題が含まれます。まず 「打黒」運動での犯罪問題。これは薄熙来個人からはじめ重慶モデルを否定し、毛派勢力全体に対しても「政治死刑」を下して、返り咲きできないようにすることです。次は薄熙来と周永康の政治陰謀です。薄熙来は政治局委員で、経済問題と生活風紀問題、刑事犯罪を匿った問題もあり、これは他の失脚した官僚もみなあり得ることです。では「その他の問題」とはどんな事がありえるのか。この「その他」は彼レベルの人物にとっては「政治陰謀」の方向への推測が合理的でしょう。従って周永康の運命も危ういのです。第三に 外界が噂している薄熙来と谷開来の臓器売買と死体売買の罪行です。もちろんこの二つは正式な控訴では出てこないかもしれませんが、「その他の問題」を加えることで多くの付線を敷きました。
この過程において江沢民派が権勢を徹底的に失えば失うほど、薄熙来案件は驚くべき発展を見せるでしょう。
司会者
ありがとうございました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2012/09/29/atext772135.html..(中国語)
(翻訳/坂本 映像編集/工)
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