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「ブランド時計兄貴」の処分に党内意見割れ

2012年09月23日 | ■中国NOW!

「ブランド時計兄貴」の処分に党内意見割れ

 

「ブランド時計兄貴」の処分に党内意見割れ

【新唐人2012年9月23日付ニュース】8月26日、中国延安で発生した重大交通事故現場では、幹部らしき人が微笑んでいる写真がネット上に掲載された。

その後、ネットユーザーの人肉捜索(身元割り出し)で、当人は陝西省安全監督局の楊達才局長(54)だと判明した。更には公開された写真から毎回違うブランドの時計をはめていることが判明し、「表哥」(時計兄貴)というあだ名がつけられた。

ネットから始まった騒ぎは結局紀律委員会が動く事態に発展し、楊局長の自宅からは大量の現金や各種高級時計23個が押収された。不正金額は総額1億元(12億円)、楊局長は現在取調べを受けている。

「時計兄貴」と呼ばれる楊達才がなぜここまでできたのか?中央テレビの脚本家が微博に明かしました。「陝西省『楡林晚報』が当初楊達才が事故現場で、笑顔を見せたニュース報道後、楡林市長・陸治原が全市幹部会議で楡林晚報の報道を叱責しました。「時計兄貴」は陝西省安全監督局の局長で、また楡林市は大型石炭都市なため、楡林晚報の責任者はひどく叱られました。

「時計兄貴」への処分に対して、党内では意見が割れています。香港亜太第一衛星TVは微博でこう明かしています。「安全監督局を管理する省の幹部が発言のとき興奮しながら叫んだ。『ネット暴民が騒いだだけで、乱れたらだめではないか』。楊達才が本当に横領しとしても、ネット暴民の意思に従って調査してはならない。ネットのゆがんだ気風には立ち向かわなければならない。これはわが党の群衆の中での威信と十八大の円満開催にとっても非常に重要なことだ」。しかし、中共は今回は考えが違うようです。「飛車を捨てて王を守る」。楊達才を切り捨ててこそ十八大の開催を守る事ができます。

「時計兄貴」がネット上で有名になったあと、中共の幹部も慎重になりました。ネットユーザーが「幹部が時計をはめたときの標準姿勢」を発表してから、幹部らは時計をはめていない手で、時計を隠すようになりました。この人は正しく隠していますが、この人たちは間違っていますね。

陝西渭南テレビの司会者、王小兵が微博で明かしました。「先ほどの番組で、幹部やゲストたちは収録の前黙々と時計をはずしていた・・・、私の目頭は熱くなった・・・。ネットは人をこんな所にまで追い込んでいる・・・」

江蘇衛星テレビの司会者金思辰も微博に漏らしました。「先ほどの番組収録には、ある幹部をゲストに招いたが、収録スタート直前で突然幹部に止められた。そして席をはずし、黙々と時計をはずし、上着を着てボタンをしめ、ベルトを隠した。鏡を見てしっかり確認してから安心して収録現場に戻った」。「あなたたちネット民はこんな暑い中、幹部に冷や汗をかかせている」


今日のマイクロニュースはここまで。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2012/09/22/atext768412.html. (中国語)
(翻訳/坂本 映像編集/工)



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