5分ほど遅れてしまい葬儀場に入ったら、もうお坊さんがお経を唱えていた。
同じおさななじみを見つけ、隣に座った。
祭壇の上には「おやじさん」の写真が笑っていた。
彼が言ってた「お前の店休日に葬式を合わせたけんね」
知ってる人のお葬式でお坊さんのお経を聞いてると、
必ずその人との過去の関わりが走馬燈のように蘇ってくる。
長男の彼とは、中学からの親友。
いまでももちろん付き合いがあるが、中一の時に彼と同じクラスになって、
一緒に遊ぶようになった。
初めて彼の家に遊びに行った時、
まだ建て替える前の古い家の畳部屋にでっかいAIWAのステレオが置いてあって、
「おやじさん」が酒を飲みながらクラシックを聴いていた。
(品のある家庭だな)って、思った。
品のある家庭の子供達は、やはり出来が良く、
彼も成績はトップクラス、弟も校内一の秀才、妹も頭が良かった。
また、後から判ったが「おやじさん」譲りで、子供は全員酒が強かった。
だが、僕らと付き合い出した長男は、トップクラスの成績から僕らのレベルまで落ちてきた。
いつか「おやじさん」に、彼が僕らと付き合いだしたのを当時どう思っていたか聞いてみたいと思ったことがあった。
が、それも叶わない。
妹のAちゃんは、頭も良かったがすごく可愛かった。
黒髪を真ん中から分けていたAちゃんは、ほんとに「和製オリビア・ハッシー」みたいで、
僕らのアイドル的存在だった。
僕らのほとんどが家庭を持った頃、彼の実家で飲んでたらAちゃんが仲間に入ってきた。
みんなでわいわい騒いでる時、Aちゃんが
「わたし、お兄ちゃんの友達のだれかと結婚するって思ってた・・・。」
って言った。
一瞬、し~~んとなった。
みんな自分に言われたと思った。
そして、みんな(いまさら、言うなよ~)って思った・・・・・たぶん。
そんなこともあったなぁって思っていたら、お坊さんのお経が終わった。
退席されるお坊さんの顔を見たら、おさななじみだった。
葬儀が終わって、外でみんなで話してたら、彼が
「おいっ、これから飲むゾ!!」
って言う。隣にいたAちゃんも「うん、うちに来て飲みましょう。」
と言ってくれた。
でも、みんな車で来てるし・・・・・・。
学生時代だったら、すぐさま行って夜中まで飲んでたのになぁなんて思いながら
車のドアを開けたら、車の中で待ってた我がママがいびきかいて寝てる。
一気に現実に戻った。
さぁまた明日から、仕事頑張ろう・・・・・・かな。
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