ロスタイム・CＡＦＥ

コーヒー教室で老後は安泰・・・？

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2016年03月06日

先日、ある県立高校で珈琲教室をやった。

この学校の先生が当店の常連さんで、話してたら今のPTA副会長さんもうちの常連さんだった。
このお二人が話をまとめてくれて、外部講師として生徒さん達に珈琲教室をやることになったという訳。

というのも、この学校は農業高校。
そして、今回の生徒さん達は「食品科学科」の生徒さん達。

つまり、将来食品関係への就職がほとんどで、将来カフェを開業したいという夢を持ってる生徒さんも結構いるらしい。
それで、珈琲のことも勉強しておけば今後いろんなところで役に立つんでは・・・・ということだ。

そういえば、数年前にもある女子校で珈琲教室をやったことがあった。

この時は、始めにレギュラーコーヒーを飲んだことがある人って聞いたら二人だけが手を挙げた。
そして話し始めて５分・・・一番前の席の子がうつらうつらやり出した。
（あっ、やっぱ講義よりは実技だな）って思って、珈琲の話は大まかに話して、
持って行ってたレジュメを読んで解らないことや、聞きたいことはいつでも質問して下さいってことにして、
早々と実技、つまり珈琲の抽出に時間を割いた。

そのとたん、今まで大人しかった生徒達が、水を得た魚のように騒ぎながら、
ミルで豆を挽いて『うわ～～、すごいいい香りぃ～！！』とか、蒸らしで膨れたドリッパーの粉を見て
『ほ、ほんまや～、ハンバーグや～！！』なんて騒ぎながら盛り上がった。

そして、今回もまるで一緒。

始めにレギュラーコーヒーを飲んだことがある人って聞いたら手を挙げたのは一人だけ。
そして、５分で居眠りする生徒が出てきて、実際の抽出に切り替えた。

約３０名の生徒達が、持って行った中浅煎り・中深煎り・深煎りの豆をバリバリ挽いて、
ドリップしたりフレンチプレスで味比べしたりそりゃ～もう大騒ぎ！！
そのうち、生徒達が自分で焼いたクッキーやシフォンケーキが出てきてミニパーティー状態。

でも、最後の質問コーナーでは結構まじめで実践的な質問も出たりして充実した珈琲教室だった。

途中、ドリップしながら笑ってる生徒さん達から

「将来カフェを開業する時や珈琲関連の仕事に就いた時は、必ず先生のお店に行きます！！」

なんて、言ってくれて嬉しかった。

　

　
　
　
と、いうことは、
例えば、三割の生徒さんがカフェや珈琲関連に就職したとして、９人！
この９人が毎月業務用に珈琲を買ってくれれば・・・・・・すごい安定収入になる！！

これを業界では

『高校生年金基金』

と呼んでいる。

なんて、ケーシー高峰みたいなオチになってところで、
今日はこの辺で・・・・。

グラッチェ！